函館次郎の独りごち飯。

東京近郊のうまくて並んでない店を探す男のドラマ

用心棒 ラーメン 神保町

f:id:hidekinghenry:20211129150449j:image

真昼の陽光は冬なのにぽかぽかとして、コートを着て歩いていると暑いぐらいである。

「いやー、暑いなこりゃ」

コートを脱ぐ次郎。

 

「う?なんだ長蛇の列じゃねぇか」

おやじの店覆面智は混雑して外待ちの列ができている。並ぼうかと迷ったが、並ぶのは性に合わない次郎。

「難民になっちまったぜ」

次郎は独りごちた。

「カレーにするか久しぶりに。いや、待てよ、最近行ってないがちょっくら見てみるか」

次郎はオヤジの店をそのまま通り過ぎ、先にある用心棒というラーメン二郎インスパイア系の店にむかった。

「お、入れそうだな」

次郎は入店した。

食券を買ったが、いまいち利用方法がわからない。すると順番に店主が声をかけて好みを聞いていた。

次郎はテキトウに答えた。

「野菜増しで」

「はいよ」

威勢のいい声が響いた。

客は皆無言で、麺をすすっている。

 

はいよ、お待ちどおさま。

ゴトリと丼が着弾した。

f:id:hidekinghenry:20211129150436j:image

やはり破壊力のあるクリエイティブ。
f:id:hidekinghenry:20211129150444j:image

やはり山のビジュアル。
f:id:hidekinghenry:20211129150447j:image

スープは意外にスッキリまとまっている。
f:id:hidekinghenry:20211129150453j:image

麺はもちもちの縮れ太麺。

ズルズルッ、ズルズルッ。

一度に大量にはすすれんが。もやしが一緒に入ってきておつだ。
f:id:hidekinghenry:20211129150442j:image

チャーシューがまたうまいんだよな。

ズズズズー。

 

ぷぅ。うまいな。

ズルズルッ、ズルズルッ、ズズズズー。

ズルズルッ、ズルズルッ、ズズズズー。

 

ゲフッ。

かなりの破壊神。ご馳走さん。

 

じゃあな。また来るぜ。

次郎はそう言い捨てながら店を出た。

 

ほほーう、まだオヤジのの所は並んでるのか。さすがだぜ。

次郎は独りごちた。

 

さてと、次はどこにいくかな。

次郎はフラフラと、神保町の街へ消えて行った。

 

続く。

f:id:hidekinghenry:20211129150449j:image

用心棒@神保町

次郎インスパイア系。どぎつくなく、スープがうまい。野菜増しもちょうどよい。重厚感ある。

3.5次郎

 

用心棒
03-3556-3760
東京都千代田区神田神保町2-2-21 土田ビル 1F
https://tabelog.com/tokyo/A1310/A131003/13085246/