食い倒れ 函館次郎のひとり飯道

函館次郎が世間の荒波に抗いながらひとり飯に命を捧げる物語

Augstallero in Roma, Italy

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と、遠い…

次郎はローマはティベレ川沿を南に向かって歩いていた。いくつかローマの旨い店リストを検索した中で、一軒目のパスタの旨いらしい店が営業していなかったため二番目の店に向かっていた。

 

そこは、観光客向けではなく、ローマの地元のリストランテということだった。

 

そのため、市内中心部から少し離れている。

土地勘のない次郎はバスも乗れず、炎天下の中ひたすら歩いていた。

 

あ、あつい…そして遠い。

石畳が次郎の足を絡めとる。

イタリアは流しのタクシーは違法。あとは歩くしかなかった。

失敗したか…

次郎は独りごちた。

 

市内のナヴォーナ広場付近から歩いて30分…ようやく最後の角を曲がり、目的の店を見つけた。

“Augstallero”

客がいない。と思ったら皆外の軒先に出ている。

Bonasera.

ボナセーラ

Soro?

見ればわかるだろう。

 

次郎は店内に案内された。仕方ないか、予約もしていないしな。

 

Menu, Prego.

さてと…ここは羊のグリルがうまいはず。

よし、兄ちゃん

Si.

チーズ、羊のグリル、アマトリチャーナリングイネ、ソーセージトマト煮、トリッパのトマト煮込み。それと、赤ワイン頼む。

Si, Signore.

 

頼みすぎたか…

ま、まぁいい。

 

Prego.

赤ワインが出てきた。

どこの銘柄か見当もつかないが、サッパリしててのみやすい。喉がカラカラの次郎にはなんでもうまく感じた。

 

Prego.

ペコリーノチーズとソーセージのトマト煮が出てきた。

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前菜なのに、皿がでかいな。まずいぞこれは。

む、このチーズ、赤ワインによく合うな。さすがイタリア。ソーセージはピリっとしてうまい、が、こんな量は食えんな。しばらく様子見だ。

 

リガトーニ、Prego.

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おあ、これはうまそうだ。

芯があり、アルデンテ。チーズ、トマト、パンチェッタうまいバランスだ。

しかし、これも量が多い。まずいな。

 

羊の肉が登場した。

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おお!何という迫力!うまそうだ。

次郎はレモンをかけ、ラムにかぶりついた。

おお、野生的な味。ボリュームは骨があるからそんなでもないな。うまい。

 

トリッパのトマト煮込みが出てきた。

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おお、今度は食べやすい。トマト味がうまいし日本人の口に合う。

ゲフッ

もう限界だな。

 

俺としたことが…仕方ない。

 

おい、会計頼む。

Si Shinore.

64€, Perfarvore.

 

ふん。そんなもんだろう。

 

ほらよ。カードだから釣りがやれなくてすまんな。

Si.

 

ふー。しかし、暑い。汗な吹き出すな。

さてと、ここからはと。メトロのピラミデ駅が近いか。しかし、徒歩14分か。まぁ痩せるにはいいか。

 

次郎はメトロの駅に向かって歩き始めた。

 

夜も10時だというのに、子供達もたくさん広場で遊んでいる。

暑いしな。時間の使い方が日本とは違うようだ。所変われば何とやら…だな。

 

次郎の背後から子供達の嬌声がこだました。

 

 

続く。

 

Ristorante Agustarello A Testaccio Di Commentucci, Via Giovanni Branca, 100, 00153 Roma RM, イタリア

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ローマの定食屋。店内はクーラーがなく暑い。リガトーニと羊のグリルがおいしい。市内中心部から遠いので、歩くのはきつい。ピラミデ駅からならなんとか歩ける。色々なガイドブックに載っているがそこまでではないかも。

3.5次郎