函館次郎の独りごち飯。

東京近郊のうまくて並んでない店を探す男のドラマ

こづち 恵比寿

次郎は久々に朝早く目が覚めた。

今日は休日。

一気に洗濯や掃除を片付けた。

 

ふー、これだけやってもまだ10時30分か。

気分がいいな。

 

この数日急に秋めいてきた東京。

暑さの苦手な次郎の気分も晴れやかだった。

 

さてと、これだけ早いと人気の店も並ばずに入れちまうか。

むー、そういえば、この前行った恵比寿のラーメン屋つなぎのそばにいつも混んでる定食屋があったな。

よし、今日はそこだな。

次郎はそそくさと家を出た。

 

んー、秋風が心地いいな。

自転車を漕ぐ次郎。穏やかな陽射しが次郎を包んだ。

 

広尾高校の裏を抜け、恵比寿に着いた。

おっと、ここらへんだな。

 

どこだ?むう、このへんなんだが…

 

ぬぉ、ここか。路面店にもかかわらずひっそりと店はあった。まだ満席ではないようだ。

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日替わりが500円!!安い。

なるほど、行列の理由はこれか。

ハンバーグ定食が850円。これはふつーだな。

 

店に入ると20席ほどカウンターがあり、残りは3席。11時20分だというのに混んでるな。

 

次郎は空いているカウンターに座った。

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さてと、やはり、ハンバーグか。

 

おい、おやじ、ハンバーグ定食1つ。

それに、ハムエッグもな!

これで結局1250円か。つい頼んじまった。

次郎は独りごちた。

 

ユリ…

はい、ハンバーグお待ち。

 

は、速い。ユリオカを言い終える前に来やがった。できるな。

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ぬお、ごつい。熱々だ。

煮込みハンバーグだな。

どれどれ。

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肉ぎっしりだな。

んー、懐かしい味だ、味も濃くて飯がすすむなこれは。

 

はい、ハムエッグね。

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ぐお、予想以上にでかい。そして卵二個。半熟。こりゃたまらん。

次郎は半熟卵をこぼさないように口に放り込んだ。

うほほっ!溶ける。醤油と相まってうまい。たまらん。

次郎はハンバーグとハムエッグを交互に食べた。

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 たまらん。

 

ムシャムシャ。

ザグザグ。

ムシャムシャ。ザグザグ。

ズズズッ。

 

ゲフッ。

ふー、腹一杯だ。飯は食いきれん。まぁいい。

 

おい、おやじ会計だ。ほらよ。釣りはいらねぇよ!

キッチリ1250円を手渡した。

 

ふー、まだ20分しか経っていねー。タイムトラベルか。提供も速ければ食うのも速くなる。比例の法則だな。

ふんっ。

 

オチのつかない展開に苦笑いしながら店を出た次郎。まだ11時50分。

恵比寿のサラリーメン達がぞくぞくと湧いて出てくるころだった。

 

ふんっ、日替わりの500円に甘んじるようなオワリーメンにはならないようにしないとな。

 

次郎は颯爽と自転車に乗って走り出した。

ぐお、鍵をはずすのを忘れていた。

危うく自転車ごと前転しそうになった。

 

ちっ見せもんじゃねーよオワリーメン!すっこんでろ!!

 

 

次郎は恥ずかしさを気取られないように急いで体制を立て直し、代官山方面へ走り去った。

 

ふぅー。ここまでくればもう大丈夫だろう。

穏やかな陽光も一度自転車を漕ぐと汗が出てくる。

 

まだまだ夏の残り香を感じる10月の昼下がりだった。

 

 

続く。

こづち@恵比寿

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恵比寿駅から徒歩3分。小綺麗な恵比寿にあって学生街にあるような定食屋。コスパから昼時は大混雑。時間を外していくのがよさそう。なんでもそれなりにうまい。サイドメニューの目玉焼きもオススメ。

3.6次郎 

 

鴻 スープカレー

それはグロテスクなまでに暗闇の中だった。

山縣来栖はその闇の中にぽつんと佇む一軒の洋館を見つけた。

 

ふーむ、これから殺人が起こりそうな気配だ。

パタリ。次郎は本を閉じると、腕時計に目をやった。

むぅ、12:45か…そろそろ昼飯でも食うかな。次郎は喫茶店の席を立ち上がった。

 

今日は神保町に本を探し求めていた次郎。昼は神保町で取ることに決めていた。しかし、いつものオヤジのラーメンは今日はやめておきたいところ、目の前に鴻というレトロな看板が目に入った。

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よく見るとスープカレーを出す店あの鴻らしい。

ほぅ、こんなところに鴻か。よし、決めた。今日はここだな。

 

カランコロン♪

いらっしゃいませー。

 

む、暗い。そして間口が狭い。

なんと靴をぬぐのか。

 

ま、まぁいい。

中にもう一枚扉があった。

ガラガラ♪

 

む、更に暗い。

まるでグロテスクなまでの暗闇だった。

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なんだここは、飲み屋か。

どうやら夜は飲み屋のようだった。

メニューを見る次郎。

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だいたい千円前後か。

ん?カウンターに置いてある特別メニューに目がいった。

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豚しゃぶカレーか。いいな。サラッといけそうた。よし、おい、おやじ、豚しゃぶカレーの黒で頼む。それとラッシーもな。

 

はい、かしこまりました。

 

店内のカウンターは狭く五人入るとぎゅうぎゅうだった。二階にも席がありそうだった。

さてと、何が出てくることやら。

 

 

はい、お待たせしました。

ほう、早いな意外に。

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小さなお盆にのって件のカレーが提供された。

ほう。さすがに黒いな。グロテスクなまでに…とまではいかないがな。

 

さてと、お手並み拝見だな。

 

次郎はスープを啜った。

ほう、濃厚だ。味もしっかりついている。

スープが野菜に絡みつき、それでいてシャキシャキだな。

豚肉はどうか…

ほう、あっさりして、スープとうまく絡むな。ま、しかし想定通りだな。

だが、悪くない。

 

むしゃむしゃっ

 

ズズズッ

 

むしゃむしゃっ

 

ズズズッ

 

ズズズズズズズー

 

ふー、腹一杯になるな。次はハンバーグも試したいところだ。

 

なんだか味のある店だな。おい、おやじ、会計だ。

 

はい。1200円です。

はいよ。

 

まいど。

 

カランコロン♪

 

狭い土間で靴を履く次郎。

おおぅと、押すなバカヤローがっ。

後ろのオワリーマンに怒声をかまし、店を出た次郎。

 

曇天の空は、太陽を隠してはいるものの、まだまだ残暑がきつい。

 

ふー、夏はまだまだ続きそうだな。

次郎は独りごちた。

 

恨めしそうに空を見上げ、次郎は再び神保町の街を歩き出した。

 

 

続く。

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鴻@神保町

夜は飲み屋か。昼はスープカレーの店。どちらかというとカレー寄り。黒と赤の2種類のスープ。食べやすいスープカレー。味は濃い目。これといって特徴がないが、とはいえ味はなかなか。ハンバーグが正解か。

3.5次郎 

 

 

 

 

覆面智 ヤバい奴(悪い奴) 牡蠣出汁

う、うめぇよ。

やはり、うめぇよ、おやじ!

次郎は叫んだ。

 

ありがとよ♪

 

 

今日は水曜日。おやじの店では週に一度、出汁の濃いラーメンを出す日。出しを取る具材は毎月変わり、今月は三陸産沖の牡蠣だ。

 

普段水曜日は仕事がある次郎、今日は久しぶりに休みを取っていた。

 

水曜が休み、こんなチャンス滅多にない。行かないわけがないだろう。

次郎は独りごちた。

 

半蔵門線に揺られながら、次郎は、対面に座る将来の展望を欠いた疲弊したサラリーマンたち、通称オワリーメンに一瞥をくれると、手元のスマホでおやじの発信するツィートを見た。

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10時開店、バリバリ‼️

とあった。

 

なんじゃそりゃあ!バリバリって!

パチンコ屋か!ははっ。

 

次郎は肉が煮込まれる写真を見てテンションが上がった!

 

そうこうしているうちに神保町に着いた。

おまえらは一生地下鉄に揺られていろっ!

そう吐き捨てて、オワリーメンに別れを告げた。

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ガラガラ♪

 

いらっしゃ〜い。

 

悪い奴。

 

はいよ。

小気味いいやりとり。

 

トッピングは?

 

青唐辛子、味玉、もやしで。

 

はいよ。

 

麺を茹で始めるおやじ。

ヨダレを拭う次郎。

 

チャッ、チャッ、チャッ♪

 

チャッ、チャッ、チャッ♪

 

ぐぅ、この音がたまらねぇ。

 

チャッ、チャッ、チャッ♪

 

チャッ、チャッ♪

 

はいよ。おまちど。

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ぐぉ、なんてうまそうなんだ。濃い口の醤油、出汁もチャーシューも漬け込み豚バラ肉も、全てが醤油色だ。

 

さてと、スープから…

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む。牡蠣の味がほんのりと漂う。そしてガツッとくる豚骨醤油。たまらん。

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毎度のことながらこのちじれたまご麺がたまらん。スープを良く絡めとり、麺とスープが見事に調和する。

そして、極め付けはやはり、

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ほろほろだぁ。しっかりと味がついて見事にほろほろ。口に入れると溶ける感覚。麺とスープ、そしてこのチャーシューを一度に口に入れた時の贅沢感がハンパない。

 

完敗だよ、おやじ。

 

ズズズッ

 

ズルズルッ

 

ズズズッ

 

ズルズルッ

 

ズズズズズッ

 

ズズズー。

 

 

げふっ

完食だ。

 

うまかったよおやじ。

 

また来てね〜♪

 

ガラガラ♪

 

店を出た次郎。

時刻は12時05分。一仕事終えたサラリーメンたちが神保町の街を埋め尽くす。

一杯千円の悪い奴が昼飯に食えるビジネスメン、500円の弁当でやり過ごすオワリーメン。二極化はサラリーメンの昼飯にまで浸透している。

 

しかし、俺にはかんけーねー。

単にうまい飯を喰らうだけよ。

 

カーカーッ

次郎の背後を不気味なまでに黒い烏が飛びすさった。

 

ふんっ、一寸先は闇か。

次郎は独りごち、

そして、神保町の街を後にした。

 

続く。

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覆面智@神保町

毎週水曜日限定の味。悪い奴。出汁の濾過具合が通常よりも荒いので悪い奴らしい。出汁の濃い醤油ラーメン。普段は入らない醤油に漬け込んだ豚バラ肉と相まって憎々しさ倍増。今月は牡蠣出汁。たまらん。

3.9次郎

 

 

 

Gradska Kavana Arsenal ドブロブニク

最後の晩餐か。

次郎は独りごちた。

 

結局今日もスルジ山に登ってしまった。昨日の景色が忘れられなかった。

夕陽に染まる街は変わらず美しい。

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さてと…

街に降りて、広場に面した広いところで食べたいなぁ。

どーするか。

いくつか探して回ったが、最終的に、一番大きな広場の総督府の建物の中の店、

Gradska Kavana Arsenal というイギリス🇬🇧風な名前のある店にした。

 

広場からの眺めも良く雰囲気がよかった。

ウェイター!

Yes Sir.

 

手始めに、スパークリングワインだな。

それと、フィッシュスープ、そしてセイラーズリゾットを頼む。

要はシーフードリゾットだな。

 

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いい雰囲気だ。ゆっくり飲むか。

 

 

明日は帰国か…

うーむ、やりつくしたな。というより食べつくしたな。

 

ゲフッ

 

実は、スルジ山に登る前に、

昨日の行ったKamenice と Dalmatino にそれぞれ趣き、Kamenice ではオイスターとタコサラダダルマチアン風、Dalmatino でら例によってイカ墨リゾットを平らげていた。

タコサラダはビネガーが効いて、とてもさっぱりしたタコサラダだった。

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 山に登ったとはいえ所詮ケーブルカー。大した運動にはなっていない。

すでにお腹も八分目に差し掛かってていた。

 

次郎はグラスをあっさり開けた。なのでアイスティーを追加した。

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ふー、いい雰囲気だ。

 

Here you are, Soup.

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うまそうなフィッシュスープだ。タラとムール貝、イカが入ってるな。

あっさりしているが出汁はしっかり出ている。飲みやすいな。すぐに飲めちまうな。

 

飲み終わる頃、

Sailors risotto please.

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良いじゃねぇか。

頂こうか。

うん。うまいな。良い塩加減だ。エビとイカ、ムール貝も入ってるな。

 

やはりこの国はリゾット王国だな。炭水化物ダイエットなんかクソ食らえだな。はは。

 

テンションの上がる次郎。

店の前を日本人らしき女子二人がチラ見しながら通過した。

 

見てんじゃねーよこのクソガキ!

一人で旅行できるようになってから次郎様を見るんだな。

言ったあとで虚しさが押し寄せた。

そういえば、もうあの子は日本に着いたかな…

 

いかんいかん、もう会えないのだからな。

 

さてと、ウェイター!

会計だ。

252k

いい値段だな。

 

店を出た次郎。歴史を感じさせる街並み。それを変わらず利用する現代の人々。戦争で一度破壊された建物。今そこを次郎は歩いていた。

夜であるものの黒ではなく蒼く見える空。星が路地の隙間からささやかに瞬いている。

 

今夜でしばらくお別れだな。

次郎は独りごちた。

次郎の頬をアドリア海を渡る風か優しく撫でる。なんともいえない想いを抱かされる。

 

にゃあ♪

次郎の足下を白黒の猫がのっそりと歩いて行く。

 

またな。

次郎はそう言われたような気がした。

 

続く。

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Gradska Kavana Arsenal@ドブロブニク旧市街中心部

お洒落レストラン。一番良い場所に位置している。店の反対側は港に面していてそちら側もお洒落。少し高いが味は美味しい。雰囲気は一番いい。

3.6次郎

 

 

 

Proto ドブロブニク

 美し過ぎる…

次郎は独りごちた。

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ドブロブニクのスルジ山に登った次郎。絵葉書などでよく見る景色だから見くびっていた。

実際に行ってると、息を飲んだ。

空は夕暮れの快晴。海は真っ青。海岸はどこまでも続き、城壁に囲まれ、こじんまりとした赤い屋根の街がそこに悠然とその姿を讃えていた。

 

く、なんだこれは。

来た甲斐があったな。

海の奥の方まで見透せる。

 

海には網が掛けてある。あれは何だろう…

 

そうか!!

 

牡蠣だな!

 

くそ、余りに綺麗過ぎて1時間近く経ってしまったが、牡蠣と白ワインで一杯やりたくなってきたぞ。

 

次郎はケーブルカーで赤い屋根の街に降りた。

 

今夜は少し高めのレストランに行くか。

ドブロブニクでも有名なレストランProto にやってきた。

妖艶な笑みの案内係が次郎を迎えた。

Hello Mr.

一人だ。

 

少し考える風の彼女。

Wait 2 minutes. We make a table for you.

たっぷり5分待った。

まだか?あ?

Please come with me.

 

I will follow you indefinitely..

Jiro said himeself.

 

さてと、オイスターと白ワインを頼む。

Yes sir.

 

暫くすると質実剛健なウェイターが運んできた。

Yes Mr . Wine from Cortura. And Oysters from Ston.

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高いだけあるな。牡蠣の形がととのっている。

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プリプリだな。

ぐぉ、うまい。たまらんな。

白ワインもシャルドネみたいだ。合うな。

 

赤ワイン、蟹スープとシュリンプダルマチアン風を頼む。

Yes Sir.

 

Here, from &¥@!&¥ hills..

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なんだかわからねぇが、うまそうだ。

う、うまい!シラーズかな。

 

Here you are

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出汁がききまくってそうだ。

ぐぉ、うまい。後から味が口に広がる。うまい!

 

And shrimps.

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これは間違いないな。

トマトソースがうまい。プリプリだ。

高いだけはあるな。

 

ふー。まだまだいけるが、リゾットは別の店で食べるとしよう。はは!

 

会計だ。

Thank you Sir.

581k

 

さすがだな。まぁいい。

 

ふー。さてと、次はどこにいこうか。

 

次郎はドブロブニクの小道に消えて行った。

 

続く。

Proto@ ドブロブニク旧市街中心部

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菅野美穂も来たらしい。

高いけど美味しい。月曜なので入れたが普段は予約が必要。値段なりの味をだす。

オイスターがうまい。シーフードがお勧め。

3.7ミルコ次郎クロコップ

 

 

 

 

 

 

 

 

Lokanda Peskarija ドブロブニク

やはり、オイスターと野菜スープじゃしまらんな。

次郎は独りごちた。

 

昼に食べ過ぎた次郎。

城壁を1時間かけて歩いたが、一向に腹は空かず、さらに街中を1時間歩いた。

 

城壁から見るアドリア海と街並みはきれいだったな。

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街中には猫が溢れてるぜ。にゃん♪

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居心地がいいんだろう。

 

ふー、俺も住み着いちまうかな。

なんてな。

次郎のつぶやきは街の喧騒に飲み込まれた。

 

さてと、しかし、とりあえず夜飯の時間だからな。

 

Hello sir, do you want Restaurant?

あ、あぁ。

あまりうまくなさそうだな。まぁスープのみてーしな。オイスターも安いな。よしとりあえず座るか。

 

よし、入ってやらぁ。

Welcome.

 

野菜スープにオイスター4ピースだ。それとビールな。

Sure.

 

ふー。食えるかな。

 

Here you go.

まずはビールか。これで体をサッパリさせるか。

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軽くてうまいな。正解だ。

ゲフッ。

すぐにゲップが出る次郎。

 

Soup and Oysters.

おう早いな。しかもまとめて。

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ん、オイスター悪くない。アッサリして食べやすいな。

そして、スープか。

薄味だが出汁は取れてるな。

とはいえ、まぁ普通か。

 

ゲフッ

 

よし、調子が出て来たな。

 

よし、おばはん!会計だ!

Sure.

 

121k

まぁこんなもんか。

 

よし、さてと、ならばロカンダに行って見るか。

名もなきレストランを去り、ロカンダ・ペスカリーヤまで歩いた。徒歩にして3分。全てがコンパクトな街だ。

 

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着いたな。港沿いにあるペスカリーヤ。

さてと、とはいえもう締めだな。

 

よし、シーフードリゾットを頼む!それとコーラを。

Yes.

 

ザーッ、

おう、なんだまた夕立ちか。まぁいいけどな。

こんな時猫はどの店に隠れるんだろな。

にゃん♪

 

Here Sir.

おう、来たか。

鉄鍋で来るとは。引き寄せるの熱いじゃねーか。まぁいい。うまそうだな。

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む、うまいな。そして、海老が多いな!

ガリッ、ジュワー♪

海老からトマトソースが溶け出してくる。こりゃうまい。イカ墨ではないがイカしてるな。ははっ。にゃん♪

 

ゲフッ

 

しかし、さすがに腹一杯だな。

 

ウェイター!

会計だ。

 

139k.

まぁそんなもんだな。

 

ピカッ

にゃん♪

 

雷までお出ましか。

 

さてと、今夜は帰ってゆっくりするか。ラグジュアリーホテルでな。にゃん♪

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続く。

Lokanda Peskarija@ドブロブニク旧市街中心部

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シーフードレストラン。豪快な料理。量も多い。シンプルな味わい。なかなかいい。

3.6ミルコ次郎クロコップ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Kamenice and Dalmatino ドブロブニク

よし、着いたぞ。

次郎は独りごちた。

 

スプリットからドブロブニクまで結局5時間もバスに揺られていた。景色が変わるせいか飽きなかった。

 

次郎はリア充が泊まりそうな高級ホテルに宿泊したため、さらにバスで15分かかって、ドブロブニクの旧市街にやってきた。

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朝はオムレツを食べただけで、腹が減っていた。ピレ門や歴史的な教会には目もくれず、まずは調べたオイスターバー Kameniceにやってきた。

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ここは広場にあった。

席に着くや否や、メニューを開き、注文した。

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オイスター6ピース、白ワイン、それと…ええぃ、イカ墨リゾットだ。

 

ok.

 

程なく白ワインが運ばれてきた。

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青と白を基調としたテラスはなんだか心をワクワクさせた。

 

白ワインは軽い飲み口。牡蠣に合いそうだ。

しばらく飲んでいると、隣に日本人カップルが着席した。ここは日本人に売れてるな。まぁいい。

 

 

Here you go.

牡蠣とイカ墨リゾットが同時に来た。

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やはり、一人にはでかいか。まぁいい。

まずは、オイスターだ!

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どれどれ、

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ぐお、ぷりぷりだな!!

小さくて食べやすい!

おぉ!うまい!あっさりクリーミー!

白ワインが進むな!ははっ!

次郎の心は跳ねた。

一心不乱に6ピースを食べ尽くした。

 

そして、イカ墨だ!

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ぐ、うまい。なんでうまいんだ。

 

そうか、函館でもイカ墨はあるからな!そういうことか!

くー、この塩加減がたまらん。

全部食えるな。

 

はは!

 

ふー、食ったな。

おい、ねーちゃん、会計だ!

191k

まぁそんなもんか。ここはキャッシュだけか。

 

いやーうまかった。

 

さてと、次はもう一軒気になる店Dalmatino だな。

次郎は五分ほど小道を歩いた。

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よし、ここだな。グーグルマップは役に立つな。海外でwifiは必須だな。

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一人だ。

Have a seat.

おうよ。

 

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テラス席に座った。

 

よし、赤ワインだ。

そして、イカのフリッター、そして、お待ちかねイカ墨リゾットだ!

ここのリゾットは最高だという話だからな。ははっ!

 

まさかのイカ墨リゾットのハシゴだった。

 

Red wine. 

おお、並々だな!

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うまい!やはりPlavacはうまいな。

 

しかし、やかましい街だ。日曜だからか観光客も多く街は騒がしい。小道を人々の笑い声が駆け抜けていくようだった。

 

Here you are.

おお、2つまとめて来たか!

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どれどれ、まずはフリッターだな!

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ぐ、うまい。サクサクだな。タルタルもいいが、やはり、塩の方がイカから味が引き出されるな。

 

そして、きたな。大御所よ!

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スキャンピが乗ってるのが憎い。

さてと、

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ぐ、ぐおおおお!

なんじゃこりゃ!シンプルじゃない!いろんな味がする。しかしなお最強の、塩加減ではないか!少し甘い。

こ、これはThe best of Black risotto in クロアチアだぞ!!

 

うめぇ、うめぇよぉ〜。

 

気がつくと二食目のイカ墨リゾットもなんのその。あっという間に平らげていた。

 

ゲフッ

 

これは食べ過ぎか。いやいや、いいんだヴァカンスなんだからな。これから城壁でも歩くとしよう。

 

満足だ。

会計だ!

 

180k.

 

まぁそんなもんか。少し安いな。

 

いやー、半端なかった。いいもん見さしてもらったよ。

 

席を立つ次郎。

1745。まだまだ日は沈まない。ドブロブニクの夜はこれからだった。

 

 

続く。

Kamenice @ドブロブニク旧市街中

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牡蠣で有名な店らしい。牡蠣はリーズナブルでうまい。評判通り。牡蠣はここでたべよう!

イカ墨リゾットは普通にうまい。

3.6次郎

 

Dalmatino@ドブロブニク旧市街中

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イカ墨リゾットは想像を超えてくるうまさ。クロアチアでは一番うまい。塩加減、味の深み、金賞!絶対食べるべし!他も総じてうまそう。ワインもリーズナブル。

3.9次郎