函館次郎の独りごち飯。

東京近郊のうまくて並んでない店を探す男のドラマ

ひさお庵 そば 黒石

f:id:hidekinghenry:20190614123724j:image

こんなところにそば屋なんかあるのか?

次郎は黒石市でフィールドワークを行なっていた。今日は弥生時代の土器が出土した場所に出掛けていた。

昼時、いつものように市内をめぐっていると、"ひさお庵"という大きな看板が道路沿いに見えた。だいぶ年季が入った看板だったため、興味を惹かれ、その方角に進むことにした。

 

畦道を暫く走るとその店はおもむろにあった。

日本家屋か…さすが黒石だな。

 

ガラ♪

いらっしゃい。

一人だ。

 

奥にどーぞ。

店員の後について奥に進むと座敷とカウンターテーブルがあり、広々としていた。

次郎はカウンターテーブルに座った。

f:id:hidekinghenry:20190614120908j:image

なかなか良い眺めだな。

さてと、メニューはと。

f:id:hidekinghenry:20190614121230j:imagef:id:hidekinghenry:20190614120924j:imagef:id:hidekinghenry:20190614120921j:imagef:id:hidekinghenry:20190614120937j:image

なるほど。このセットがお得そうだな。

 

よし、ねーさん。

はい。

 

鴨汁そばとミニ海老天丼のセットで。鴨汁は大盛りで。

冷やしと鴨南蛮はどっちがおすすめだ?

えー…と今時期ですとやはりつけそばが。

じゃそれで頼む。

はい、かしこまりました。

 

ふう。

水はセルフか。

次郎はそばに置いてあった水差しから水を注ぎ、続けざまに三杯飲み干した。

 

ふー。

 

しかし、長閑だな。

次郎は独りごちた。

 

そば煎餅どうぞ。

f:id:hidekinghenry:20190614121210j:image

ほう。付き出しか。さすがそば屋。

ぽりぽり。

なかなかだ。

 

 

お待たせしましたー

f:id:hidekinghenry:20190614123815j:image

ほう。なかなか豪華だ。

f:id:hidekinghenry:20190614123727j:image

そばもいい感じだ。

f:id:hidekinghenry:20190614123720j:image

鴨汁の色が濃くてうまそうだ。

どれどれ。
f:id:hidekinghenry:20190614123730j:image

ズズズズ、ズズズズ、ズズズズー。

うん。見事なコシだ。スープの味も濃くてうまい。鴨肉は…
f:id:hidekinghenry:20190614123743j:image

しっかりとした歯ごたえ。味もいい。f:id:hidekinghenry:20190614123724j:image

こりゃ贅沢だな。はは。

ズズズズ、ズルズル、ズズズズー、ズルズルー。

うまい。


海老天丼はどうだ。

f:id:hidekinghenry:20190614124244j:image

これも大きめのしっかりした海老。結構ぷりぷりだな。ミニ天丼ぐらいがちょうどいい。f:id:hidekinghenry:20190614123747j:image

舞茸もなかなか。

むしゃむしゃ、むしゃむしゃ。

 

ズズズズ、ズズズズー。

ズルズル、ズル、ズルズルズルズルー♪

 

鴨汁うまいな。

ズルズルッ、ズーズズズズー、ズルッ♪

 

ゲフッ。

ふう、うまかった。

 

 

そば湯置いておきますねー。

絶妙なタイミングで。

 

 

次郎は鴨汁にそば湯を入れた。

そば湯の柔らかさが濃い味のスープに広がり、絶妙なバランス力。うまいな。

 

いやー。うまかった。

満足だ。

 

 

おい、お会計頼む。

あちらでお願いします。

お、おう。

 

大盛りが300円なので、2300円です。

 

ほらよ。

釣りはとっときな!

次郎はそう言うと、キッチリ2300円をレジ横の金皿に叩きつけた。

 

 

ラガ♪

またな。

ありがとうございましたー。

 

 

さてと、では行くか。

バタン♪

次郎は車に乗り、黒石を後にし、十和田方面に向かった。

 

 

続く。

f:id:hidekinghenry:20190614123815j:image

ひさお庵@青森県黒石市

老舗のそばや。鴨南蛮と舞茸の天ぷらがウリ。鴨南蛮と鴨汁そばのそば汁が味が濃くてうまい。大盛りもペロリとたべれる。若干強気な値段。

3.5次郎