函館次郎のひとり飯クラブ

函館次郎がうまい飯を求めて彷徨い、独りごちる至福の物語。

市ヶ谷

らいむらいと 市ヶ谷

結構遠いな。どこだここは? 次郎はチャリンコを漕いでいた。 赤坂から永田町、麹町を超えて大妻女子大学の横あたりまできて、坂の多さにうんざりした。 2月の終わり、陽射しは柔らかに、風は暖かくなってきていた。坂道を登りきる頃には汗を掻くような気候…