函館次郎の独りごち飯。

東京近郊のうまくて並んでない店を探す男のドラマ

2017-01-01から1年間の記事一覧

VINODOL ザグレブ

はーるばる来たぜザグレブ〜♪ってか! 久々のヴァカンスだな。 次郎は独りごちた。 だいぶ行くべき国も無くなってきたな。夏だしな。何は無くともアドリア海の食を味わうには絶好な土地だ。 しかし、ここはザグレブ。内陸だからな。カツレツが美味ときく。 …

味芳斎支店 中華

中華は大人数、これがセオリーだな。 次郎は独りごちた。 以前訪れた時は一人だったため、今回は久々に集まる昔の仲間との時間を無理やりこの店にしてしまった次郎。 悪く思うなよ。しかし、最後に笑うのは皆になる筈だ。 開始時刻に集まった面々。休日のリ…

bis tris イタリアン

土曜に休みなんていつぶりのことか… 次郎は独りごちた。 普段土曜は何かにつけて仕事が入ってしまう。 今日はどんよりとした曇り空、土曜の青山も幾分人通りが少なかった。 自転車で何気なく青山学院を左に折れ、六本木通り方面に走らせた。 やはり、結構閉…

ジロリアン 赤坂

ジロリアンか… 次郎は独りごちた。 普段ラーメン二郎には足を踏み入れない次郎。 しかし、今日はあてもなく赤坂を歩いていたため、あまり目ぼしい店の候補もなく、ふとジロリアンと書いてある黄色の看板に目が止まった。 二郎好きが高じて始めた店か… 次郎が…

キッチンハセガワ②

夏の雨。 涼しいが湿度が高く、歩いているとジンワリと汗が出る。 渋谷で諸処の買い物を済ませた次郎。 13時30分か。そろそろ昼だな。 渋谷か…久しぶりに行くか。 ハンバーグのエースに。 次郎は独りごちた。 井の頭線で一駅。神泉に降りた。 急坂を下りT字…

覆面智⑨

お盆である。 暇だ。 遠距離の移動は混雑がうっとおしい。外は暑い。こんな日は、家でガンダムを見るに限るが。 今日は曇天で幾分涼しい。そして、都内は人が減っている。 次郎は何気なくオヤジのツイッターを見た。 お盆もやってます。 更に、 塩ラーメン悪…

マジックスパイス 下北沢

7月末の東京はうだるような暑さだった。 こう暑くちゃ元気がでねぇな。夏バテだぜ。 次郎は独りごちた。 今夜は京王線の八幡山に用事がある次郎。 八幡山なんかなんもねーよな。 ちっ。 しかし、八幡山にいくとなると、途中に下北沢か。 スープカレーの聖地…

味芳斎 中華

俺はバカだっ。 次郎は独りごちた。 とんかつを食べた後だというのにまだ何か食べる気か! 正気か次郎!! 心の中の悪魔と戦う天使。 しかし、天使は常に追い詰められ、いつしか悪魔が支配するものだ。 行っちまえよ次郎。いつ死ぬかわからないぜ?そんな時…

むさしや とんかつ

とんかつも結構行ったよなぁ。 次郎は独りごちた。 とんかつと言えば、 1 あおき 大門 2 のもとや 大門 3 山ノ内 桜新町 4 とん太 高田馬場 5 成蔵 高田馬場 と次郎とんかつベストファイブが決まっているだが、、、。 そろそろあらたな店を開拓したいよなぁ…

ヨゴロウ カレー

さてと、今日は1.5キロも泳いじまったし、なんかうまいもんでも食うかな。はは! 次郎は独りごちた。 千駄ヶ谷のプールでひと泳ぎし、腹も減ってきた11:30。昼の混雑を避けるには丁度良い頃だった。 次郎は自転車を走り出させると、神宮前の裏道を徘徊した。…

つなぎ 味噌ラーメン

うどんの王国高松。 そこで王位を継承することなく帰国した次郎は、フラストレーションが溜まっていた。 うどんはうまいが、やはりパンチが足りねぇ。俺にはやはりコテコテのラーメンだよ、オヤジ! 次郎は機上で独りごちた。 さてと、オヤジには今夜は会え…

天ぷら 高七

あ、暑い… 次郎は独りごちた。 突然降り出した夕立ちは次郎を区営プールに繋ぎ止め、ようやく雷雨が止んだところで次郎は屋外へと駆け出したのだった。 蒸し暑い… 雨で少しは涼しくなるかとおもったのに、むしろ蒸し暑さが増しちまったな。 プールで一汗かい…

鏡花

ふん、何が華厳の滝だエラそうに。 次郎は独りごちた。 次郎は休日、立川にいた。時間は早いが腹が減ったためラーメン屋を探した。うまそうな店はいくつかあったが、徒歩ではやや遠く、近間にあった鏡花という店に入った。 チャーシュー麺が1100円。割高だっ…

神保町ゴールデンコース

やはり、ラーメンはオヤジの店に限るな。 次郎は神保町にある覆面智を出て黒烏龍茶を飲んでいた。 今日は鮑出し汁の濃厚な醤油ラーメン。鮑の濃厚な黒色のスープが鼻腔から脳を刺激する。そこに出し汁に煮込まれた細かな豚肉が合間って絶妙な味を醸し出して…

銀座はしご 担々麺

ふん、臆病者がっ! 次郎は独りごちた。 次郎は久々に外国に住んでいた頃の友人と夕食を共にした。 それぞれ立派に成長し、気がつけば所帯を持っていないのは次郎のみ。 ふん、どいつもこいつも結婚か。子供か。夜泣きか。待機児童か。 俺自身が待機児童だよ…

札幌 ジンギスカン だるま

ガラガラ♪ 1人だ。 深夜一時半。次郎は仕事で札幌にいた。 くだらない会食を片付けて、次郎はいそいそ件の店に来た。札幌に滞在するときは必ず3軒目に寄る店、だるま。 札幌では締めのラーメンという選択肢はない。あるのはこのジンギスカンかスープカレーだ…

甲賀 蕎麦屋

次郎は西麻布を歩いていた。 時雨のような雨が降る夜だった。 仕事が立て込んで疲れとストレスが溜まっていたため、なんだか優しい料理が食べたかった。 ふと見ると、西麻布の交差点にほど近い小道に、一瞬店があるときづかない店があった。 他の誰かがそこ…

かつ吉

うーむ、いい天気だな。少し暑そうだが… こんな時はテラス席でゆっくりしたいいもんだな。 次郎はベッドの上で早速ググってみると、ガブリというステーキ屋が渋谷にあり、そこはサラダバーがついていてテラス席もあるとのことだった。 ステーキにはそこまで…

ヘンドリクス カリー バー

このところ次郎は毎日プールに通っていた。 毎日泳ぐようになると、泳がない日は逆に体が気持ち悪いような感覚に陥っていた。そんな感覚に嬉しさを覚え始めた次郎だった。 そんな中、いつも神宮のプールに行く途中に数件の気になる店があったが、自転車の下…

World Breakfast All Day

さてと、運動でもするか。 次郎は最近また医者から節制を呼びかけられたため、一念発起して運動することに決めた。 昼夜とうまいものばかり食べるのも、1日に自由に食べるのは一食にすることにした。五月はそれでどこまで乗り切れるか試すことにした。 5月に…

カラシビ鬼金棒

ふぅ、歩き疲れたな。 次郎は仕事で都内を歩きまわっていた。普段から歩き慣れていない次郎には。炎天下の最中に歩き回るのはだいぶきつかった。 こうも歩くと腹が減るな。体力を取り戻さねばならん。 場所は神田。神田といえば、たくさんあるが、つけ麺で有…

麺飯食堂なかじま

さてと、ここは酢豚らしいな。 次郎は勢いでデラックス定食のボタンを押した。勿論酢豚を食べるためだ。 ここは気にはなっていたものの、一人客が少なそうで躊躇していたのだった。 しかし、渋谷のこの通り沿いの飯屋も行き尽くした感がある。もうここしか残…

大黒屋 天丼

う、うぅ、蒸し暑い。 東京は雨の直前によくあるように蒸していた。 次郎は浅草駅構内を歩いていた。 地下は湿気がこもり、週末の人出でごった返し、構内はうっとおしいほどに蒸していた。 うぅ、出口はどこだ… ドンッ うぉ、 後ろから外国人の団体客が押し…

覆面智⑧ 白えびと鯛出汁の塩ラーメン

あ、暑いな… まだ四月だというのに。 次郎は住民票を取るため区役所向かったが、支所が三田線沿いにあることが判明し、三田ならばと神保町に途中下車した。 むしろ、遠回りだな。まぁいいか。今日はオヤジの妹のバースデー。いつもと違うラーメンが味わえる…

萬里とキムラ亭 野毛

ピチャ、ピチャ ピチャ、ピチャ 靴が地面に触れるたびに水溜りが音を立てる。次郎は、前のオヤジに気づかれないように、冷たい雨が降り注ぐ野毛の街を歩いていた。オヤジが振り向く一瞬前に横道に入り、姿を消した。オヤジは首を傾げながら再び歩き出した。…

のもと家 とんかつ

次郎は、しとしと降る雨の音、車が水のはった道を滑り出る音で目が覚めた。 雨か? 次郎はカーテンを開けた。外の道を見ると傘をさした人々が歩いている。 しめた! チャンス到来だ。 次郎はいそいそと着替え始めた。 長蛇の列を覚悟するとんかつ屋、のもと…

角屋② 日本酒バー

世間はホワイトデーか。 浮かれやがって。 次郎は三月も半ばに入ったにもかかわらず、深夜から雪予報の東京であった。 一旦あたたくなってからの冷え込みは次郎の心までも凍て付かせた。 くそ、なんだ人が恋しいのか俺は?あぁ? 次郎は曇り空に向かって叫ん…

覆面智⑦ 浅利塩ラーメン

お、おやじっ! まじかよ。バースデーなのか! 次郎はツイッターを何気なくタップした。今日はおやじのバースデーラーメンらしい。 バースデーの火曜は塩ラーメンの日。どんな具材が出し汁になるのか。答えは同じツイッターにあった。 くっ、うまそうな浅利…

牛蔵 富士見台

牛蔵か、楽しみだ。 次郎は独りごちた。 予約の取れない店として有名な焼肉屋。次郎にも少ないが友達がいて、彼が今日は昼にわざわざ並んで予約を取り付けてくれていた。 持つべきものはなんとやら…だな。次郎は朝昼を抜き、夜に備えた。 少し痩せたか? 鏡…

NID CAFE ビストロ

次郎は渋谷から青山通りを外苑方目に向かって歩いていた。 通りには青学生が行き交い賑わっていた。早い時間は曇っていた空も昼頃には陽光が射し込むようになって、時折あたる陽射しは春の訪れを柔らかに感じさせた。 春めいてきたな… 次郎は空を見上げなが…