食い倒れ 函館次郎のひとり飯道

函館次郎が世間の荒波に抗いながらひとり飯に命を捧げる物語

民民 六本木

ふー。

遅くなっちまったな。

 

夜10時。この時間からうまいものにありつける店はそんなにはないんだよなー。

 

次郎は六本木を歩いていた。居酒屋やバーはあるものの、一人で気軽に入れる店は限られている。

 

どーしたもんか。

サラリーメンたちが街をたむろしている。酔っ払いたちは押し競饅頭しながら道を塞ぐ。

 

くっ、うっとおしいな。

グダグダしやがって。

 

赤信号だったのに早く渡りやがれ。

ふと見上げると赤信号の隣に赤い電飾看板が目に入った。

 

民民。

 

あれは、なんだまさかチェーンなのか。赤坂のはうまいらしいが六本木はどうなんだ?

 

よし、トライしてみるか。

次郎は独りごちた。

 

入り口は地下にあった。

ガラガラ♪

 

ガヤガヤッ

 

なんと、こんな広いのか。

店内は広く客は満杯でガヤガヤとうるさい。

これは期待できるな。

 

一人だ。

はい、どうぞ。

 

次郎は四人がけのテーブルに座った。

さてと、メニューはと。

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いろいろあるな。六本木にしてはまぁリーズナブルだな。次郎は独りごちた。

 

よし、にいちゃん注文だ!

餃子、きゅうり、チャーハンだ。ぬかるなよ!

 

ハイカシコマリマシタ

 

次郎はガヤガヤとした喧騒を聴きながら目を閉じた。

 

ハイ、お待たせしました。

さすが中華速いな。

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きゅうりはと。ピリ辛でいいじゃないか。

餃子はどうだ?

ほう、うまいな。食べやすい。いくらでも入るな。

 

ハイ、チャーハンです。

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餃子にチャーハン。鉄板だな。

おお、うまいな。予想通りの味だが後を引くな。

 

むしゃむしゃ

 

ふー、どんどんいけるな。

 

むしゃむしゃ。ゲフッ。

 

ふー、あっという間に完食だな。

こんな時間に…

まぁいい。

 

おい、にいちゃん会計だ。

はい、1860円です。

 

まぁそんなもんだな。

ほらよ。キッチリだ。

 

アリガトウゴザイマシター

 

ガラガラ♪

階段を上がる次郎。

 

六本木の街の喧騒は更に盛り上がってきていた。

眠らない街か…

 

今夜はフけるとするか。

 

秋の冷たい風が次郎に吹き付けた。

 

続く。

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民民@六本木

餃子が有名な下町中華。赤坂ほど有名ではないが安くてうまい。六本木でも安心して入れるサラリーメンの味方。

3.4次郎