函館次郎の独りごち飯。

東京近郊のうまくて並んでない店を探す男のドラマ

麺創庵砂田 ラーメン 巣鴨

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ここが有名な巣鴨の商店街だな。刺抜き地蔵はどこにあるんだ?

 

次郎は巣鴨を歩いていた。

今日は生憎の雨。しかし、次郎にとっては好都合。なぜなら雨は客足を遠のかせるからだ。

これで有名店のラーメン屋の列も縮まるはずだ。

 

ここだな。

次郎は商店街を刺抜き地蔵を通り過ぎ、更に大きな神社を通り過ぎて少し歩いた先の小道を右に折れた。

 

お。

予想に反して店の前には誰もいない。

チャンス到来。

 

カランコロン♪

徐に店に入ると待ち合い席に2名分に2名座り、カウンターには席数の半分の3名が座っていた。コロナでもともとキャパのない席数が更に減っている。外待ちゼロとはラッキーだな。

 

待つ間に食券機を見ると、中華そば780円、ワンタン麺930円、日替わりセットは本日ライスがついて1000円と1150円、今日のライスは鶏節たまごかけごはんか。迷うことなくワンタン麺セットの1150円だな。別で買うと鶏節TKGは250のようだ。ルーローハン300円も気になるが売り切れか。お、チャーシュー200か。これも買おう。味卵100円か。これはいいな。

 

しめて、1450円か。

次郎は食券機に金をぶち込んだ。

 

しばらく入口付近で待つと、やがて一人帰り、待ち合い席が空いた。

更に待つこと10分、ようやく次郎に席が回ってきた。

 

食券いただきます。 

ほらよ。

次郎はいぶし銀の店主に食券を渡した。

いやがおうにも期待が高まる。

 

店主は黙々と作業をすすめている。目つきも手つきも真剣そのもの。

 

ジー

チャッチャッチャッ

 

チャッチャッチャッ

 

ごとり。

お待たせしました。

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ほほーう。これは美しいクリエイティブ。
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ツユが透き通った白河ラーメン。

ズズ。

ふぅ、ホッとする味だ。

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ほほう、ワンタンか、美しい。

ハム。

ほほう、皮がしっかりしてて、美味。

お次は麺だな。
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細縮れ麺か。まぁまぁだな。

ズルズルッ、ズルズルッ。

お、悪くない。すこしやわらかいが。

 

ズルズルッ、ズルズルッ。

もっちもちの食感たな。

 

そしてチャーシューか。
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ローストしてあって、うまそうた。

ハム。

ほほーう、うまいな。チャーシュートッピング正解だ。

 

そういえば、鶏節tkgだな。うまそうなキミだ。

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どれ。

次郎は玉子にレンゲを入れ、かき混ぜた。

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ほほー、うまそうだ。

ハムハム。

ほう、鶏も鰹節の絶妙なコラボ、こりゃたまらん。

 

ハムハム。

 

ズルズルッ、ズルズルズル。

ズズズズー♪

 

いやー、うまい。白河ラーメンは味がスッキリしていい。

 

ぷはー。

ご馳走さん。

次郎が店を出る頃には外待ちが2名。雨の中待っている。

 

いやー運が良かったぜ。タッチの差だな。

次郎は独りごちた。

天気雨のような雨粒が次郎の頬を打った。

 

続く。

 

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麺創庵砂田@巣鴨

刺抜き地蔵商店街の奥にある麺創庵砂田。白河ラーメンを出す店。スープはキリリとしてシッカリしている。具材にこだわりがあり、うまい。

脂っこくなく、リピートしたくなる味。

3.7次郎