函館次郎の独りごち飯。

東京近郊のうまくて並んでない店を探す男のドラマ

三ん寅 ラーメン 江戸川橋

f:id:hidekinghenry:20200511012426j:image

次郎さん、三ん寅って知ってます?

ゴッドハンドマッサージ氏の会津若松が、詐術中意識が半開きの次郎に聞いてきた。

 

え、う、あぁ、いや、知らぬ…

辛うじて寝ぼけた意識で答える次郎。

 

めちゃめちゃうまいんすよ。すみれって有名店で修行した方が開店したラーメン屋らしいんすけど、めちゃめちゃうまいんすよ。

 

え、あぁ、そうな…すー、すー…

次郎の意識は遠ざかった。これが現実との距離感か。または、この会津若松との物理的な距離なのか…

う、ぅぅ。

再び次郎は気を失った。

 

ふー。いやー、ありがとう。

いえいえ。

そのなんだっけ、三寅?今度行ってみるわ。

是非〜。

 

後日、会津若松との会話で記憶したラーメン屋、三ん寅に次郎は向かった。

f:id:hidekinghenry:20200511012504j:image

お、2時だからか、待ち無し!

これはチャンスだ。

 

ガラ♪

いらっしゃいませ。

威勢のいい声が響く。

店内はコロナの影響でゆったりと取られていた。

 

カウンターに座り、メニューを見た。

やはり、ここは味噌だろうな。味噌チャーシュー、大盛りだな!。次郎は入口の食券機で食券を購入した。

1250円。

まぁそんなもんだよな。

 

席につき、隣の客を見た。

ズルズルとラーメンをすする中年。

ふん、俺もこいつと同じか…。

 

いかんいかん、変なことを考えるなら。ラーメンに集中だ。

 

お待たせしました。

件のラーメンが着弾した。f:id:hidekinghenry:20200511012426j:image

ほう。中々見事なクリエイティブ。チャーシューがいい色だ。
f:id:hidekinghenry:20200511012457j:image

濃厚そうなスープ。

ズズ。

ほほーう。予想通り濃厚、少し味噌の粒感が感じられるが味全体はまろやかだか後を引く。
f:id:hidekinghenry:20200511012501j:image

チャーシューは厚めでほろほろ系だな。

ハムッ。

うまい。歯応えもわずかにあるが、噛むと口の中でほどけ、肉汁感が出てくる。スープと共に食べるとかの歯触りが絶妙なバランスになる。
f:id:hidekinghenry:20200511012449j:image

麺は卵系か。

ズルズルッ。

中太麺がスープを引き寄せ、腰もしっかりあり、食べ応えがある。

ズルズルッ。

うまい。

 

ズズズズー。

うーん、このスープ後を引くな。

 

ズルズルッ。

ハム。

ズルズルッ。

ズズズズー。

 

ズズ、ズズズズー。

プハー、あっという間に食べちまった。

腹へのたまり具合もいい。満足だ。

これはなかなかの名店。コロナが収まると混むかもな。

 

会津若松、貴様侮れない奴だ。

次郎は独りごち、箸を置いた。

 

ラガ♪

また来るぜ。

外の日射しはかなり熱く、鮮やかにコンクリートを照らし出していた。

 

続く。
f:id:hidekinghenry:20200511012454j:image

三ん寅@江戸川橋

すみれで修行した方が開いたラーメン屋。やはり味噌から入るべきか。コクがあるがまろやかなスープで、後を引くうまさ。麺も美味しい、チャーシューがほろほろでうまく、チャーシュー麺はお勧め。次は醤油味にトライしたい。

3.6次郎