函館次郎のお一人さまグルメ

東京と青森のうまくて一人で入りやすく並んでない店を探すグルメドラマ

KAMIYA 洋食屋 弘前

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さてと、今日は青森まで行かにゃならんのだよな。

次郎は弘前市内で車を転がしていた。昼2時から青森でアポがあった。時は11時20分。昼を食べていけば丁度いい頃だ。

 

さてと、今日は新しいところにいきたいなぁ。

弘前城をキャッスルホテル方面へ向かう。川を越えたところで車列が止まり、ふと何気なく左手を見ると、見落としてしまいそうな小洒落た店があった。おそらく洋食屋だろう。いや、喫茶店だろうか。ランチ営業と書いてある。間違いない。洋食屋だ。

 

次郎はそこまで判断すると、周囲に目をやった。近くにコインパークを見つけた。

ふん、Uターンするか。

次郎は、右手を渡ったところにある駐車場に∀ガンダムのようなUターンを決め、車を滑り込ませた。

 

さてと。

次郎が歩いて店に到着ほんのすんでのところで、店主がクローズからオープンに看板を変えた。

 

ベストタイミング。さすが俺だ。

次郎は独りごちた。

カランコロン♪

いらっしゃいませ。

静かな店内。しかしセンス良く配置された家具や絵、アップライトのピアノが次郎の目を引いた。

 

お好きなところどうぞ。

次郎は4人がけのテーブルに着席した。

 

さてと。

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黒板にはカレーやミートソースなどが書かれていたが、グランドメニューにあるオムライスに惹かれた。そしてエビフライ。

 

次郎はまだコートもかけないうちに女将を呼んだ。

おい。

はい。

オムライス、エビフライ付き。

はい。

 

次郎はゆっくりコートを掛け、トイレに赴いた。さらに持参していたアルコールを手に掛けた後で、再び着席して水を飲んだ。

途中、アポ確認の電話がかかってきて、次郎は外に出た。麗らかな日差しがコロナ騒ぎとは無縁の世界に連れてこられた錯覚に陥る。

 

ええ、2時に。予定通りで。

はい、わかりました。

 

ふぅ。わかってるっつーの!

次郎は電話を切って店内に戻った。

しばらくして、オムライスが着弾した。

 

お待たせしました。オムライスです。

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ほっほーう!これは見事なクリエイティブ。

エビフライが立体的に盛り付けられ、重厚感を増している。

 

どら。
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ほほーう。中もキッチリとしたチキンライス。卵はトロトロまではいかないがフワフワだ。

次郎はオムライスを頬張った。

うーん、チキンライスにキッチリ味がついている。中の鶏肉もゴロリとして食べ応えがある。ケチャップの味が食欲をそそる。さらには、控えめなデミグラスソースがちょうど良くチキンライスとフワフワの卵を引き立てる。こりゃあっというまに無くなっちまうぞ!

そして、エビフライは?
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ザクッ♪

次郎はエビフライを頬張った。

うー、こりゃうまい。なんてプリプリなんだ。さらにはエビの肉がぎっしりしていて、とんかつ屋に良くある大味なタイプとも一線画して、まさに洋食屋のエビフライだ。タルタルもうまい。こりゃたまらんな。

ザクッ。

うーん、うまい。デミグラスを少し付けて頂くと味変も可能か。

ハムハム。

ザクザク。

ハムハム。

ザク。

 

ふー。

ご馳走さん。これで味噌汁かなんかがついてれば完璧だな。

まぁ仕方ない。

 

おい、会計頼む。

はい、1150円です。

ほらよ。釣りはとっときな。それでエビの背ワタを抜く包丁でも買うといい。

次郎は金皿にキッチリ1150円を叩きつけて店を出た。

コロンカラン♪

 

さてと、なんだか眠くなってきたな。

次郎は駐車場までもどり、車を起動した。

 

麗らかな日差しが現実感を奪い去る春の日だった。

 

続く。

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KAMIYA@弘前

センスの良い洋食屋。店内は清潔感が整っていて温かみがある。アップライトのピアノが置いてあり、いつか誰かが弾くのだろうか。

ここはエビフライが絶品。ランチはトッピングすべし。ぷりっぷりで、身も大きく満足感がある。オムライスはフワフワの卵にチキンライスがまたうまい。デミグラスも控え目だがチキンライスの味が良く丁度いい。夜も訪れてみたいところ。

 

3.4次郎