うーん、ここはどこだぁ?
ん?いつのまにかもう青森駅そばか。
次郎は弘前から青森方面に県道7号線を流していた。いつのまにか青森駅付近まで到達していたため、交差点を青森駅方向に曲がった途端、ラーメン屋の看板が目に入った。
あのラーメンどっかで見た気がする…
あれはインスタントラーメンを発売していたラーメン屋と同じ名前だな。寄らないてはないか。
次郎は車を曲げ、駐車場に入った。
やはり。長尾中華そば。青森の代表的な書き方だったよな。あのインスタントラーメンは。
よし、入ろう。
グイ♪
いらっしゃいませ。
先客は1組。空いている…大丈夫か。まぁいい。
次郎はメニューを見た。
ううむ。ここはやはり基本だな。
よし。
おい。
はい。
このあっさりを。
はいかしこまりました。
店員が下がった後、次郎は目の前にあった水をジャグから注ぎ飲み干した。
ぷはー。
はい、お待たせしました。
お、早かったな。
ほう。美しいビジュアル。
スッキリ系だな。
ズズ。
ズズズズー。
あっさりだな。かなり。
すこしあっさりすぎるかもしれん。
チャーシューもオーソドックスな。
麺は四種類選べるため、次郎は細麺で卵縮れ麺を選んでいた。
ズルズルッ、ズルズルッ。
うん、これはなかなか。食べやすい。
しかし、やはり少しあっさりすぎるかもしれん。
ズルズルッ
ズルズルッ
ズズズズー
ズルズルッ
ズルズルッ
ズルズルズルズルッ
ズズズズー
ズルズルズルズルッ、ズルズルズルズルッ
ズズズズーズズズズー。
ふぅ。ごちそうさん。
あっさり過ぎて、すぐに食べきってしまうな。
おい、会計。
はい。入り口へどうぞ。
650円です。
ほらよ。釣りはいらん。それで新しい麺でも買いな。
次郎はキッチリ650円を、金皿に強めに叩きつけた。
グイ♪
ふぅ。インスタントラーメンになってるから期待していたがな…。
次郎は独りごちた。
さて、行くか。
次郎は車に乗り、青森駅方向に滑り出して行った。
続く。
長尾中華そば@青森市
インスタントラーメンになってる有名なラーメン屋。だが、昔ながらのシンプルな煮干し中華そば。シンプル過ぎて特徴を感じない。
3.1次郎