函館次郎の独りごち飯。

東京近郊のうまくて並んでない店を探す男のドラマ

スィゥミャンマー ミャンマー料理 高田馬場

f:id:hidekinghenry:20181204093918j:image

ん?こんな店あったかな。

次郎は再び栄通りにいた。ぷらぷらと歩いていると、見慣れないエスニックの店が目に留まった。

 

スィゥミャンマーミャンマー料理か。タイ系かな。

 

中を覗くと団体とミャンマー人のオッさんが飯を食っている。なかなか盛況だな。

 

よし、ここはひとつ冒険だな。

 

ガラガラ♪

イラッシャイマセー

 

1人だ。

ドウゾー

 

奥のテーブルに案内された。

どれどれ。

f:id:hidekinghenry:20181204094244j:image
f:id:hidekinghenry:20181204094237j:image
f:id:hidekinghenry:20181204094233j:image
f:id:hidekinghenry:20181204094241j:image

うーむ。いろいろあるな。マトンカレーに惹かれるが…

よし、この野菜スープカレーとこのモヒンガーってラーメンみたいなやつだな。

ハイワカリマシタ。

 

隣のミャンマー人はアップルコンピュータを使って何か動画を見て、ブツブツ言っている。謎だ。

 

ハイ、野菜スープカレーデスー。

f:id:hidekinghenry:20181204094542j:image

スープカレーというか、カレースープだな。

f:id:hidekinghenry:20181204094619j:image

シャビシャビ系だな。お、アッサリしてて

ピリ辛でうまいな。
f:id:hidekinghenry:20181204093918j:image
f:id:hidekinghenry:20181204094623j:image
f:id:hidekinghenry:20181204094615j:image

ナス、大根、人参、そして豆か。なかなかうまいじゃないか。どんどんいける。

 

ハイ、モヒンガーネー。

f:id:hidekinghenry:20181204094756j:image

ほう。これまた似た感じだ。
f:id:hidekinghenry:20181204094801j:image

シャビシャビ系のスープ。おお、こちらはもっと酸っぱいな。タイのスープだ。

f:id:hidekinghenry:20181204094806j:image

乳麺のようだな。細い。なかなかうまいじゃないか。アッサリしててシンプルな味だ。少しカリカリした揚げ物が入っているのがうまいな。あっという間に食べちまうぞ。

ライスがサービスか。スープカレーにはつかないんだな。なんだかな。まぁいい。

 

ズルズルッ

 

ズズズズー。

 

プハー。食ったなー。というより飲んだなー。次はもっと腹を空かせて来よう。中華っぽい料理もあるし、意外と奥が深そうだ。

 

おい、会計頼む。

ハイ、1995円です。

ふん、これで頼む。釣りはいらねーよ。新しいアウンサンスーチーのカレンダーでも買いな。

 

次郎はキッチリ1995円をテーブルに叩きつけた。

 

相変わらずミャンマー人のオッさんは動画を見てブツブツ言っている。

 

達者でな。

次郎は独りごちた。

 

ラガラガ♪

ふー。いやー、腹一杯だな。

さてと、戻るとするか。

そう言うと、次郎は栄通りを高田馬場駅に向かって引き返し始めた。

 

幾人もの学生やサラリーマンとすれ違う。

この通りにはまだ掴みきれない夢だとか、やり切れなさが溢れているな。

哀愁の漂う街だ。

次郎は少し胸にこみ上げるものを感じながら栄通りを歩いていった。

 

続く。

f:id:hidekinghenry:20181204094756j:imagef:id:hidekinghenry:20181204094542j:image

スィゥミャンマー高田馬場

栄通りの奥にあるミャンマー料理の店。味付けがシンプルでピリ辛。食べやすい。次は肉料理にトライしたい。なかなか良い店。

3.4次郎