よ、久しぶり!
あ、次郎さん。お久しぶりです。
1人いける?
勿論です。どうぞ。
そうして次郎は、昔通っていた日本酒バー角屋に顔を出した。
さてと、まずはおススメの日本酒もらおうか。
はいよ。
風の森です。冷やでどうぞ。
へー。
おお!濃厚だが爽やかな飲み口。ほのかに甘く、うまい。
こりゃいい。
うーむ。よし、秋刀魚の塩焼き、モツ煮、春雨サラダ頼む。
あ、それとワカメのナムル。
はいよ。
うーん、それにしてもうまい日本酒だ。
はい、春雨です。
ツルツルッ。
そばのように吸い込む次郎。酸っぱくてうまい。強烈な酸っぱさだ。
はい、モツ煮です。熱いので気をつけて。
おお!熱々だな!すごい湯気だ。
しばらく冷ます次郎。
そろそろだな。
あ!熱い!
結局熱いじゃねーか。しかしうまい。モツと蜂の巣がいいバランスだ。
はい、秋刀魚です。ちょっとだけご飯も用意しました。
くっ、憎いね。
秋刀魚。カボスと大根おろし。日本酒。最高の組み合わせ。
醤油をかけるとさらにうまそうだ。
やはりな。いい色だ。どれどれ。
う!うまい!さすが秋秋刀魚。ホロホロで脂がのっている。
う!やはり秋刀魚には白飯だ。
おい、店主。
はいよ。
続いてチーズハンバーグ頼む。
はいよ。
ほう!
うまそうだ。
肉ギッシリ系だな。
この鞍上のチーズがまたうまい。
どしどし箸が進む。少し残した白飯と併せ技一本いや、三本くらいあるな。
いやー、止まらんな。
おい、唐揚げ1つと、豚串カツ一本頼むよ。
はいよ。
やばいなこりゃ。頼みすぎたか。
はいよ、お待ち。
おお!うまそう!
やはり頼んで良かった。
おお!この肉汁たまらん。ジューシーだぁ。
ゲフッ。
ふー、食ったぜー。
さてと。お会計頼む。
4800円です。
おお!リーズナブル。
さすがだ。
ご馳走さん。
釣りはいらねーぜ。これで新しい日本酒でも仕入れてくれよ。
ありがとうございます。
次郎はキッチリ4800円支払うと、店を後にした。
おお、なかなか冷えるな。日本酒を身体に入れて正解だぜ。
夜の喧騒に萌える西麻布を歩きながら、次郎は六本木ヒルズの高層階を見つめていた。
続く。
角屋@西麻布
リーズナブルでつまみ料理の充実している日本酒バー。使い勝手がめちゃめちゃ良い。日本酒の種類も豊富。
3.7次郎