食い倒れ 函館次郎のひとり飯道

函館次郎が世間の荒波に抗いながらひとり飯に命を捧げる物語

覆面智21 ブイヤベースラーメン 神保町

f:id:hidekinghenry:20181028124042j:image

はいよー。

き、来たか!気になっていたブイヤベース出汁。

月曜日、次郎は例によって神保町にいた。

おやじのツイートを見て、いてもたってもいられなくなった。

真鯛、甘海老、豚骨、阿波尾鶏、浅利、りんごなどなどをたっぷり使い、長時間煮込んだ出汁でブイヤベースラーメンを作ろうというのだ。

 

行かないわけがなかろう。
f:id:hidekinghenry:20181028124049j:image

来たか。いや、来ちまったと言ったほうが正しいのか。

 

あい、こんちわー。

ど、どうも。

食券を買う次郎。

 

醤油、味玉、のり、青唐辛子で。

あいよー。

いつものトッピングにいつもの返事。

まるでドルイド教の精霊を呼び出す儀式のようなものだ。

 

 

チャッチャッチャッ♪

 

チャッチャッチャッ♪

 

チャッチャッチャッ♪

期待の高まる音。

 

 

チャッチャッ♪

 

はいよ。

ごとり。

ボスのお目見えだ。
f:id:hidekinghenry:20181028124054j:image

ぐお、なんだこれは。浅利ソースか。またしても凶暴なビジュアル。

どれどれ。
f:id:hidekinghenry:20181028124035j:image

おお、まずはいつもの醤油…と思いきや、甘い。甘海老の甘さか真鯛の甘さか。

 

そして、
f:id:hidekinghenry:20181028124039j:image

これは、おお!

まさしく浅利、いや真鯛もか。く、うまい。

ラーメンらしからぬ風味が口を満たす。しかし、後味はしっかりいつもの阿波尾鶏スープ。

く、しかし上品だ。

f:id:hidekinghenry:20181028124031j:image

そして、やはり縮れたまご細麺。この細麺なんだよな影の支配者は。

それをこの濃厚な浅利ソースに浸す。f:id:hidekinghenry:20181028124027j:image

ズルズルッ!

くほ!うめぇ!しかし、後味はサッパリだ。

絶妙なバランス。

 

ズルズルッ

 

ズズッ

 

ズルズルッ

 

ズズズズー

 

ぷはー。

あっという間の戦闘だった。

戦局は、圧倒的な敗北。

 

仕方あるまい。

次郎は独りごちた。

 

うまかったよ、おやじ。

ありがとね〜。

 

ふー。

いいもん見させてもらったぜ。

晴れやかに店を出た次郎。満足度は満点だ。

 

さてと、古本屋でも冷やかすか!

次郎はジャケットを肩に引っ掛けると、神保町の裏道へと消えていった。

 

続く。

f:id:hidekinghenry:20181028124054j:image

覆面智@神保町

がんこラーメン一条流出身の店主が繰り出す多彩な出し汁スープのラーメン屋。10月の月曜はブイヤベース出し汁。上品だが濃厚。醤油か塩が選べる。どちらもうまい。

3.65次郎