食い倒れ 函館次郎のひとり飯道

函館次郎が世間の荒波に抗いながらひとり飯に命を捧げる物語

春秋 和食 麻布十番

f:id:hidekinghenry:20181011222015j:image

次郎くん、ハンバーグ食べに行かないか?

教授の誘いはいつも急だ。

 

しかし、味は確か。迷う理由もなかった。

 

是非。

次郎は即答した。

 

ではいつものように十番商店街で待ち合わせですね。わかりました。

 

そういうことになった。

 

 

どうも。

おお、次郎くん。忙しくなかったかね。

全然大丈夫ですよ、教授。

 

では行くか。

ずんずんずんずん。

 

いつものように教授は速歩きだった。

急いでついて行く次郎。

 

ずんずんずん。

 

ずんずんずん。

 

おお、ここだ!

春秋。

夜は結構な高級和食店。昼もいけるらしい。

 

さてと。

f:id:hidekinghenry:20181012033521j:image

なるほど。

魚料理も気になるが…

 

私はハンバーグで。

そうきたか教授。

 

じゃ僕もハンバーグで。

 

二人とも目論見通りハンバーグに落ち着いた。

 

元気にしてたか次郎くん。

はい、なんとか。

そうか。人生楽しくやらんとな。一度きりだ。

ですね教授。

 

教授との会話は歩く速さと同じくスピーディ。

 

はい、お待たせしましたー。

f:id:hidekinghenry:20181012033801j:image

おお。豪華だな。これで1300円か。お得だ。

f:id:hidekinghenry:20181012033835j:image

このサラダうまそうだ。ドレッシングはオニオンだな。こりゃいい。

次郎は思い切り頬張った。シャキシャキの野菜にこのオニオンドレッシングが見事なハーモニー。

うまい。

むしゃむしゃ。

こりゃいい。

 

そして、

f:id:hidekinghenry:20181012034025j:image

辛子のソースかと思いきや、チーズじゃねーか!これは頼もしい。

f:id:hidekinghenry:20181012034101j:image

うお!

箸を入れると肉汁が溶け出した。

次郎はおもむろにバーグを頬張った。

おお!

肉ぎっしり系か。頼もしい食べ応え。肉汁も口に溢れる。うまいなこりゃ。

 

教授うまいすね!

だろう。なかなかいけるんだよ、次郎くん。

 

むしゃむしゃ。

 

むしゃむしゃ。

 

しばし無言でバーグを貪る二人。

付け合わせの焼き野菜も上品な味。

 

むしゃむしゃ。

 

ふー。食ったな。

いやー、うまかったですよ教授。

だろう。

 

よし、行くか次郎くん。

ですね教授。

 

ここは私が。

あ、いや教授、僕も払いますよ。

 

いやいや次郎くん。また次に。

で、では、お言葉に甘えて!

スピーディに引き下がる次郎。

 

いやー。ご馳走さまでした教授。

おお、また行こう次郎くん。

 

じゃ。

そう言うと教授は歩き出した。

あ、じゃあまた。

 

ずんずんずんずん。

 

ずんずんずんずん。

 

あっと言う間に小さな背中になる教授。

こんな去り際の潔さを俺も身につけたいもんだぜ。

次郎は独りごちた。

 

麻布十番商店街は、昼過ぎの静寂にしばしの間包まれている。

 

さてと、次はどこで打ち合わせだったっけな。そう呟きながら次郎は六本木ヒルズへと消えて行った。

 

続く。

f:id:hidekinghenry:20181012033801j:image

春秋@麻布十番商店街

夜は高級な和食屋。ランチはボリューミーでお得な価格。ご飯と味噌汁がお代わり放題。ハンバーグはぎっしり系でソースはアッサリポン酢。野生的な旨さ。魚も旨そう。

3.5次郎