食い倒れ 函館次郎のひとり飯道

函館次郎が世間の荒波に抗いながらひとり飯に命を捧げる物語

せきぐち亭 ハンバーグ 代々木公園駅

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な、なんて柔らかいんだ!!

 

これだ、これだよマスター。

このハンバーグだよ。

次郎は独りごちた。

 

次郎はここ最近多種のハンバーグを開拓していたが、やはり帰ってきてしまうのは、ここ、せきぐち亭だ。

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この濃厚で仄かに甘い焦げ茶色のデミグラスソース。ナイフを使わずとも箸でつまめる柔らかなパティ。中は少しレア目で、空気が含まれているのか、滑らかな口当たり、口の中で肉汁とともに肉そのものが溶け出すこのハンバーグは、まさに洋食屋のキング的存在。

 

駄目だ、言葉では説明しきれん。

俺は同時代に生まれ落ちて幸せだ。

ただそれだけだ。

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デミグラスソースをたっぷりとつけ、大きめにカットしたパティを頂く、この幸せよ。

 

いつ食べても期待を裏切らない。何度来てもついつい頼んでしまう。まるで麻薬だ。

 

そして、前菜のポテサラ。これがまたビネガーが効いててハンバーグの甘さと好対照を成している。まさに前菜の鏡だ。あとは赤ワインで完成だ。

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あぁいかん。

あっという間に食べ終わっちまった…

 

ハンバーグ2枚目にいきたい気持ちをぐっと抑える次郎。

 

…ふー。

おい、おばちゃん、会計頼む。

2700円です。

 

少し高めだがこの味なら仕方あるまい。

ほらよ、おばちゃん。釣りはいらねーぜ。新しい眼鏡でも買いな。

次郎はキッチリ2700円をレジの皿に叩きつけた。

 

カランコロン♪

ふー、うまかったな。

こんな幸せがあれば、明日の活力も湧いてくるってもんだ。

 

次郎は空を見上げた。雲間からベテルギウスがキラリと瞬いていた。

 

 

続く。

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せきぐち亭@代々木公園

街の洋食屋さん。少し値がはるものの、柔らかく滑らかなパティに甘く濃厚なデミグラスソースがかかったハンバーグは絶品。それ以外も勿論うまい。オムライスも人気らしい。

3.7次郎