食い倒れ 函館次郎のひとり飯道

函館次郎が世間の荒波に抗いながらひとり飯に命を捧げる物語

黒毛和牛レストランHACHI

前から気にはなっていたんだがなぁ。

どーするか。

 

次郎は迷っていた。

昨夜不意に見たテレビのハンバーグ特集。ナイフで切った切り口から肉汁がほとばしる画像ご頭に焼き付いていた。

 

とりあえず骨董通りを歩く次郎。スタバの横に奥に繋がる小道があった。小道の入り口にはうまそうな肉の写真。しかし、少々高い。

 

表参道価格か。偉そうに。

次郎はひとりごちた。

 

しかし、ハンバーグ1800円。高いな。しかし、うまいのかもしれん…

 

えい、ままよ!

次郎は光源氏並みにこの掛け声を言い放つと、そろそろと小道に消えていった。

 

いらっしゃいませ。

次郎がドアを開ける前に中からドアが開いた。

次郎の目の前に石原さとみ風の店員がいた。

 

お、おう、ひとりだ。

次郎は伏し目がちに答えた。

美人に臆してしまう次郎。

ちっ、俺としたことが。

 

カウンターに案内される次郎。座るやいなや、注文した。

ハンバーグを。

はい、かしこまりました。

 

 

ふぅ、息を整える次郎。中にはもう一人カトパンのようなウェイトレスがいた。

美人の多いレストランはまずい。これが定説だ。次郎は後悔し始めていた。

 

はい、パンプキンスープです。

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ほう、うまそーな色だ。スープに目のない次郎。早速一口すすってみた。

うまいな。ただし、予想通りだ。

 

サラダです。

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ストーブの皿に盛られている。

ふん、高いからな。ドレッシングの味はオニオンベースか、悪くない。

 

さてと、そろそろハンバーグか。

 

食後はコーヒーか紅茶どちらがよろしいですか?

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ぐぉ、く、こ、紅茶で。牛乳も頼む。

くそ、調子が狂うぜ。

次郎は独りごちた。

 

はい、ハンバーグお待たせしました。

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ほう、お洒落だな。味はどうか。

次郎は脇のデミグラスソースをハンバーグにかけ、ナイフを入れた。

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うぉ、肉汁が溢れでる…すごいな。中は少しレア。外は焦げ目がカリッとするタイプ。なかなかだな。

次郎は溢れる肉汁ごとハンバーグを頬張った。

柔らかい。しかし、デミグラスソースと相まって肉汁が口に溢れる。うまい。

肉汁をスプーンですくいたいところだ。

次郎はそばのライスを肉汁にローリングさせ、溢れた肉汁を救出した。いいぞ。ナイスアイデアだ。うまいなこのハンバーグ。

付け合わせの野菜はどうだ?あぁ?

ほう、この人参なんだか複雑な味だな。よくわからんがうまい。しっかり味が付いている。オニオン系の味だな。肉汁が相まってるからなのか。

 

ふー、あっという間に食べちまったな…

 

はい、紅茶です。

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く、やめろ!

もはや味のわからない次郎。

一気に紅茶を飲み干した。

 

おい、会計だ。

はい、かしこまりました。

1944円です。

ふぅ、やはりちょっと高いな。味はいいんだがな。そして、店員も。残念だ。

 

次郎はキッチリ1944円をカウンターに置き、そそくさと店を出た。

 

なんだが食べた気がしねーな。

 

お客様、マフラー!

お、おうすまん、石原さとみからマフラーを渡され、その場に立ち尽くす次郎。

 

いかん。違う意味でまた来てしまうかもしれん…

 

一月の北風がなぜか生ぬるく感じた。

 

続く。

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黒毛和牛レストランHACHI@表参道

高い。だが味はうまい。外はカリカリ、中は柔らかレア。ボリュームが少ない。しかし、店員が綺麗。

味のみでは3.5次郎。コスパで3.0次郎。店員で3.9次郎。総合して…

 

3.3次郎