食い倒れ 函館次郎のひとり飯道

函館次郎が世間の荒波に抗いながらひとり飯に命を捧げる物語

麺飯食堂なかじま

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さてと、ここは酢豚らしいな。

 

次郎は勢いでデラックス定食のボタンを押した。勿論酢豚を食べるためだ。

 

ここは気にはなっていたものの、一人客が少なそうで躊躇していたのだった。

 

しかし、渋谷のこの通り沿いの飯屋も行き尽くした感がある。もうここしか残ってない。エイヤっで扉を開けた。

 

キュイ♪ (引戸だった)

 

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奥のカウンターを案内された。

 

厨房からは中華鍋とガス台の金具が勢い良く当たるカンカンという音が響いてくる。

 

…うまそうだ。

次郎は独りごちた。

 

はい、酢豚です。

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ほう、なんだかフレンチのような盛り付けだな。

さてと、ほぉ。うまいじゃねぇか。さすが酢豚の店だ。バラ肉がでかい。味も濃い味でいいな。飯が進んじまう。この腹には毒だな。クククッ。

そう言いながら次郎は白米を口に運んだ。

 

はい、濃厚塩ラーメン。

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どれどれ、オヤジのラーメンではないがと…

ほう、濃い味なのかポタージュスープだなこれは。意外な味だ。しかし、麺がうまいな。これは白飯はお預けだな。

 

ズルズルッ。

次郎はラーメンをすすった。

 

そして、最後は。

 

餃子お待たせしました。

 

やっちまった。

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しかし、ラーメンを食べたら餃子にいかない理由がない。文句あるかこの野郎。

 

くー。うまい。またしても。やってしまった。

 

兄ちゃんお勘定頼む。

 

はい、1530円です。

 

釣りはいらねー。

これで1530円か。コスパ良し、再訪必死か。

次郎はごちた。

 

カウンターにはきっちり1530円を置いて来た。

 

春の風が背中を通り抜け、気持ちいい渋谷の夜だった。

 

 続く。

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麺飯食堂なかじま@渋谷

コスパ。お一人様楽勝。どんどん箸が進む中華食堂。サラリーマンの味方。やはり酢豚か。

3.4次郎