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食い倒れ 函館次郎のひとり飯道

函館次郎が世間の荒波に抗いながらひとり飯に命を捧げる物語

グリルスイス 洋食屋

千葉さんのカツカレー??

うーむ、なんやそら。

 

次郎は仕事の帰り銀座を歩いていた。久々の銀座だったが、じじばばの街という印象が強く、土曜日は人通りも多く次郎はあまり好きではなかった。

 

とは言え、たまにしか来ないため、いつもの地区とは違った店もあろうということで、ぶらぶらしてみることにした。

 

次郎はまずは洋服屋に入り、いろいろと物色してみた。特に買う予定はなかったものの、革製品をいろいろ見て、店員に言われるまま現物を手に取ってみた。

この財布の革はドレス加工をほどこしてあり…云々、店員の言葉を話半分に聞き流していた。

 

しかし、その革の光沢感は惹かれるものがあった。

牛革のドレス加工か…綺麗だな。牛革か…

 

ぐーっ

 

腹が鳴った。

 

ぎゅう革か…ぎゅう、ぎゅう、牛、牛、、、。

ハンバーグだなこりゃ。

予想通りサイフより食気だった。

 

次郎はすぐに財布を棚に戻し、検索を開始した。

 

銀座にうまい洋食屋はないのか??

む、グリルスイスか、千葉さんのカツカレーってのが有名のようだな。ハンバーグではないが、まぁいいか。ここから近いな。よし。

 

次郎は歩きだした。程なく店の前に出た。

おぉ、ほんとに近かったな。

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カランコロン♪

はい、いらっしゃいませ。

 

店内にはいろいろ貼り出されたメニューの文字が食欲を誘った。迷いあぐね、次郎は店員にお勧めを聞いた。

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お勧めは、千葉さんのカツカレーですね。

 

ん、なんやそら。誰じゃ千葉さんって。

よく見ると昭和20年代の巨人の千葉という有名選手がカレーに豚カツを載せてと頼んだことからカツカレーが始まったと書いてあった。

 

ふん、そんな古めかしい巨人軍などとうに滅したわ。俺はハンバーグがたべたいんじゃ!

 

初心に戻った次郎は、ハンバーグにカツをトッピングして頼んだ。

 

ボンヤリと壁を見つめていると、程なくしてスープがきた。

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熱っ!

しかしうまいな。褒めてやろう。

 

そうしてるうちにポテサラがきた。

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冷たっ!

洋食屋のポテサラだな。うまいぞ。褒めてやろう。

 

ポテサラを食べ終わる頃、ハンバーグがやってきた。

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ついにきたな、ほう、うまそうじゃないか。

目玉焼きもいいな。

さてさて♪

 

お、味がしっかりついてるな。卵がかかってもしっかりとデミグラスと肉が味を主張して、卵とうまい具合に絡まるな。いいぞ。褒めてやろう。

トッピングのカツもさくさくしててうまいな。幾分レア気味なのもまたいいな。やはり、千葉さんのカツカレーにしなくて正解だ。俺はもともと西武ファンだからな。ふふっ。

 

次郎はほくそ笑んだ。

 

ふー、食ったな。今日も。白飯を少しだけ残せたのがせめてもの成長か。

 

さてと、なんだか眠くなってきたな。とっとと帰るとするか。

 

カランコロン♪

 

次郎は会計をすませて店をでた。

相変わらず浮わついた銀座の街をキラキラした星たちが優しげに見降ろしていた。

 

続く。

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 グリルスイス@銀座

カツカレーが有名らしい。が、ハンバーグもうまかった。オムライスやハヤシライスも試してみたいところ。

3.5次郎