食い倒れ 函館次郎のひとり飯道

函館次郎が世間の荒波に抗いながらひとり飯に命を捧げる物語

ドミナント 鉄板焼き

最近曇りが続くな。

 

次郎はクリーニングを取りに行きがてらランチをどこでとるか物色していた。

 

今日はラーメンって感じはしねーな。

うおっと、

クリーニングの袋が大きく次郎は車道で自転車をフラフラさせながら運転していた。

 

あぶねーあぶねー、危うく俺もこのチャリンコもお釈迦になっちまうとこだったぜ。

通りすぎる道端にはうまそうなカレーパンのショーケースが見える。

 

く、ここは我慢だ。パンなんかで俺の腹は納得しまいよ。

しかし、なかなか引っこまねー腹だ。どうしたもんか、、、。

次郎は1人ごちた。

 

今度はうまそーな焼鳥屋の匂いが漂ってくる。

 

ちっ、鳥政のまつりごとには付き合わねーぜ、おととい来やがれっ!次郎はうまそーな焼鳥の匂いを振り切ってペダルを漕いだ。

 

ん?

ふと、普通のオフィスビルのエントランスの外に鉄板焼き屋のランチメニューとシェフの写真が見えた。

 

鉄板焼きか、、、んー、いいかもな。

ほう、このおやじポマードが効いてる髪型してやがる。よし、今日はこいつと勝負だ!

 

次郎は大きなクリーニング袋を担いでビルの地下へ降りていった。

 

ドアをあけるとカウンターとテーブル席があった。12時前だったが既に先客があった。次郎は常連が集まりそうな特有の気配を店に感じた。

これは期待できそうだ。

 

周りは、ステーキではなく、みんな生姜焼きを頼んでいるようだった。

よし、お手並み拝見といくか。

 

おい、おやじ、生姜焼肉大盛り、超特急でなっ!

 

あいよ。シェフはそういうと、鉄板に豚バラをのせ始めた。

 

ほう、手つきがいいな。

む、ここの生姜焼はアッサリ系だな。できる。

 

最近の店で出される生姜焼は甘ったるいドロドロしたものが多いが、ここはポン酢と大根おろしベースのソースを豚ばらに豪快にかけるStyleだった。

 

楽しみだ。

次郎は水をゴクゴク飲み干しながら待った。

 

 

はい、生姜焼、肉大盛り!

突如沈黙は破られた。

 

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おぉ、これはうまそうだ。肉のボリュームもいいな。さすが大盛り。

さてと、次郎はキャベツからかっこんだ。んー、このポン酢ソースはキャベツにも合うな!肉といくと更にうまそうだ。

次郎は肉をたっぷり挟んで口に放り込んだ!

おぉ!これはうまい、そしてアッサリしてる。箸がすすむぜ。んーご飯と味噌汁はシンプルだがこれで充分だ。この生姜焼はくせになるな。

 

ふー、やったなオヤジ、これはうまいぜ。また来るぞ!釣りはとっときな!

次郎は50円多くカウンターに置き、颯爽と店を出た。

 

いやー、今日は付いてるな。見上げた空は陽射しが戻り始めていた。

 

お客さーん、洗濯物ー!

オヤジの声が次郎を追った。

 

続く。

 

ドミナント@表参道

ここの生姜焼はポン酢の味付けがアッサリしてとてもいい。ランチにピッタリ。肉だけ大盛りも可能。

3.7次郎。