函館次郎の独りごち飯。

東京近郊のうまくて並んでない店を探す男のドラマ

珈琲&手打ち蕎麦 そば 黒石市

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ほう、こんなところに喫茶店蕎麦屋か。

次郎は黒石市で車を転がしていた。

 

昼時、最近行き慣れた黒石市市街を通っていると、小さな喫茶店に出くわした。

 

手打ち蕎麦ののぼり。

ふーむ、この辺は蕎麦屋が多いが、いっちょ入ってみるか。

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次郎は車を店の前に停め、店内へ入った。

カランコロン♪

いらっしゃい。

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小洒落たインテリア。

白髪の女将が出迎える。

メニューは、蕎麦セット一択だった。

 

じゃ蕎麦セットを。

はい、かしこまりました。

 

店内には常連客の女性が一人いた。

こりゃ、ボリュームは期待できないだろうな。

 

厨房には、おそらく旦那がいるのだろう。

と想像した。

 

はい、お待たせしました。

お蕎麦セットです。

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ほう、美しいビジュアル。

まるでku;nelの雑誌に出てきそうだ。

 

どれどれ。

北海道の蕎麦粉を使ってると書いてあったな。

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ズルズルッ!

ズルズルッ!

ほう、優しい味わい。

するってぇと何かい?

ひとつ、ふたつ、みっつ、いま何どきでい?

ズルズルッ

五つ、六つ…

ズルズルッ

 

なかなかだな。そして…

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この筑前煮。優しくうまい。たくあんもいいな。このサツマイモサラダ、甘い。
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どれどれ、卵焼きは?

こりゃまた優しい味わい。

このおこわどうだ?

腹にはたまるな。

優しい味わいだ。

 

蕎麦つゆどうぞ。こちら空いてる方に蕎麦つゆと麺つゆを入れてかき混ぜてお召し上がりください。
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ほう。蕎麦汁が濃いな。麺つゆとかき混ぜて、と。
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ズズズ、ズズズズズズー♪

ほう、濃厚な味わい。

ズズズー、ズズズズズズー♪

 

ふぅ。暑い。

意外と腹が膨れちまったな。

 

さてと、お会計頼む。

はい、1250円です。

 

なかなかだな。

ほらよ、釣りはとっときな。

新しい蕎麦粉延べ棒でも買いな。

次郎はレジの金皿にキッチリ1250円を置くと席を立った。

 

コロンカラン♪

さてと、行くか。

スローライフ、、、か。

 

まだ俺には早いぜ。

次郎は独りごちた。

 

再び車を転がす次郎。

雲間から射し込む光は暖かく、春の予感をほんの少し匂わせた。

 

続く。

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珈琲と手打ち蕎麦@青森県黒石市

茶店主体で昼は蕎麦を出す。しかし、手打ちの蕎麦工房があるので、蕎麦に力を入れている。優しい味。スローライフ。女子にはピッタリか。

3.3次郎

 

大衆bar Bask スペインイタリアン 弘前

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よぉ、次郎。

おお、八重山

次郎は弘前スペイン料理のようなイタリアンのようなバーBaskに来ていた。

 

今夜は八重山が地元の友達を紹介してくれるとのことだった。

 

こんちは。

どーも。

二子玉川に大岡山、みんな八重山の同世代だった。

ま、とりあえず乾杯しましょう。

そう言ってビールを頼む面々。

 

カンパーイ。

プハー。うめーな。

久々の酒だった。

 

じゃ、エビと牡蠣のアヒージョ、ピザ、トマトとソーセージのスパゲティ、ステーキ、豚肉の炒め物で。

 

男が4人も集まればそんなものだった。

 

女性の作り手がいて。次から次へと常連客がやってくる。繁盛した店だった。

 

で、次郎は何したんだっけ?

と、二子玉川

 

あ、あぁ、俺は、、、

 

はい、アヒージョです。

次郎の紹介は遮られるように大型のアヒージョがやってきた。

かなりの大型だ。

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めちゃめちゃボリュームがある。牡蠣、エビ、きのこ、ブロッコリー、ナス、かぼちゃ、レンコン。

 

こりゃ素材の宝箱や〜!

彦摩呂のようなセリフが飛び出しそうだった。

次郎はお先にと自分の更によそった。

 

ほぉ!うまいじゃねーか。このボリュームハンパないな。一つ一つの素材も大きく、得した気分だな。少し塩加減は控えめか。

 

ぐびぐびッ

次郎はアヒージョにビールをコラボさせた。

 

で、次郎ちゃんは、何やってんだっけ?

と大岡山。

 

あ、いや、で、俺は、、、

はい、ピザお待たせしました。

 

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うお、これもでかいな!

サクサクでうまい。ほんとにボリューム満点だ。

 

そっか、そっか、で、そろそろ教えてよ次郎。

いや、で、俺はね、、、

 

はい、牛肉のステーキです。
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ほう!これもすごい。洒落てるな。

ふむふむ、柔らかい。贅沢な一品。

 

はい、豚バラ炒めです。

おお!これもうまそうだ!

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野菜もシャキッとしてた、肉とのコラボがいい。ここは、酒無しで夜飯を食べにこれてしまうな。

 

で、俺は、いま黒石市あたりで、主に、、

 

はい、ソーセージとトマトのオイルパスタです。

お、きたきた。

うまそう!

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彩り鮮やか。トマトが食欲をそそるな!

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ほう、アルデンテ?食べやすいな。ペペロンチーノ風だ。うまい。やはり、オイル系パスタはうまいよなー!たまらん。

 

ズルズルッ

 

ズルズルッ

 

ズルズルズルズルッ

 

いやー、腹一杯だな。

まぁ、仕事ほまた今度でいいよ。

だよな。もともと飯以外にこの世の興味はないしな。

次郎は独りごちた。

 

ですよね〜♪

 

ズルズルッ

 

ズルズルッ

 

ズルズルッ

 

まぁたくさん食べてよ。今夜は歓迎会ってことで、気にせずいこう。

 

ど、どうも。

 

ははははは。ビール4つ追加ねー!

はい。

 

 

弘前の夜は更けていった。

また降り始めた雪は止みそうになかった。

 

続く。


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Bask@弘前

なんでも美味しくボリューム満点のイタリアン?スパニッシュ?弘前の胃袋。ピザ・パスタメニューとアヒージョ・肉グリルのメニューが豊富。

3.6次郎

 

山のホテル マタギ飯 弘前 岩木山

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うお、神社のさらに奥に岩木山が…真っ直ぐや…

次郎は独りごちた。

 

地元で知り合いになった不動産の八重山岩木山のそばにあるマタギ飯を出す温泉に向かっていた。

 

途中岩木山神社という大きな神社があり、そこに寄ったところこの景色。なかなかやるぜ。まるでギリシャの神殿さながらだな。やはり人間の考えることは同じだ。太陽を拝むのが山を拝むのか、海を拝むのか…まぁおれにはどーでもいいことだ。

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さてと、詣で済んだことだしいくか。

この先を真っ直ぐだ次郎。

あいよ。

 

八重山は不動産屋だけあってなんでも知っている。ように見えた。

 

お、次郎ここだここだ。

山のホテル。

鄙びた温泉宿が出て来た。f:id:hidekinghenry:20190330201247j:image

車を降り、入り口に行くとマタギ飯の営業時間が書いてある。ほう、マタギ飯が売りなんだな。
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ウィーン♪

自動ドアを入ると土産物屋があり、その右手前に件の飯屋の受付があった。

 

はい、いらっしゃいませ。

2名です。

どーなさいます?

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じゃマタギ飯セットと、熊肉の鍋、鹿肉のスペアリブ、舞茸の天ぷらを。

はい。

それで、風呂に入ってくるんで35分後にお願いします。

はい、かしこまりました。

 

ここでは、飯を頼み、その間に風呂に入り、上がってくると飯ができるという優れた流儀があるようだ。

 

なかなかいいぞ。こりゃ。

次郎はほくそ笑んだ。

 

いやー、小さいが白濁色のいい風呂だったなぁ。

次郎と八重山の頭から湯気が立っている。

 

ガラ♪

風呂を出て食堂入った二人。

さっきの八重山だけど。

はい、どうぞこちらへ。

席に案内された。

うお!

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既にセットされている、こりゃいいな!!

だろ。

二人は席に着き、釜の蓋を取った。

途端に湯気が立ち上る。

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うお!こりゃうまそうな山の幸の炊き込みご飯だな♪
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そして、付け合わせのクリエイティブも素晴らしい♪

 

はい、鹿肉のスペアリブです。
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おお!これが鹿肉か!すごいなマタギ

次郎のテンションは上がりっぱなしだった。

 

どれどれ。
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すごいしめじだ!うまい!しめじの山の匂いがまたいい!

 

はい、舞茸の天ぷらです。f:id:hidekinghenry:20190330201327j:image

うほーーー、でかい!

うまそー!!

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次郎は天つゆにつけて頬張った。

サクッ!

くー、なんたる食感だ!サクサクだ!

天つゆとのコラボが最高だな。

抹茶塩もあるのか!

サクッ!

うほほ!こりゃまたうまい。塩が効く!

はい、熊肉の鍋です。

来たな!

次郎は早速蓋を開けた!

湯気が龍のように昇る。

うまそー!
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あ、あつ。
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どれどれ。くー、あったかいから柔らかいな。臭みもないし。味はほっこりとさせる。キノコの出汁がいい。

 

これはなんだ?

マタギ飯のスープです。
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ほう!
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くおー!うまい。すまし汁のようなキノコの香り。こりゃたまらん。

 

スペアリブも強めの味。こりゃ鹿肉は冷えたら硬いかもな。かっかっかっ。

八重山よ、でかしたぞ!

次郎のテンションは昇る。

 

むしゃむしゃ

 

サクサク

 

むしゃむしゃ

 

ズズズズー、ズズズズー、

 

サクサク

 

むしゃむしゃ。

 

 

ゲフッ

 

もう食えん。

だな次郎。頼みすぎたよ。

確かに、しかしその甲斐はあった。

次郎は独りごちた。

ふー、じゃお会計を。

はい、7620円です。

 

こんだけ食ってか。あ、さらには温泉代も入ってるんだな。こりゃ安い。

 

また来るしかないな。

だろ!

ああ。ありがとよ八重山。ここは俺が。

そう言いながら次郎はキッチリ3810円を金皿に置いた。

 

あ、ああ、そういうことね。

八重山は独りごちた。

 

はい、ぴったり。ありがとうございましたー。

ラガ♪

ウィーン♪

 

うう、さぶっと思ったらまた雪か。

さすがマタギ、山のホテル。山の中はまだまだ冬だな。

 

次郎と八重山は再び車に乗り込んだ。

二人の乗った車のボンネットからは龍のような湯気が立ち昇っていた。

 

続く。

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山のホテルマタギ飯@青森岩木山

弘前から車で20分ほどの山奥にあるマタギ飯を食わせる温泉宿。温泉を入る間に飯を仕込んでくれる。最高のランチ。リピート間違いなし。

3.7次郎 温泉込み

 

 

ポカラダイニング インドカレー 黒石市

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こんなところにインドカレーの店が。む、スープカレーだと!?

これは行ってみるしかあるまいて。

 

次郎は弘前から十和田方面に向かって車を転がしていた。

昼時、102号線の街道を走っているとポカラダイニングというインドカレー屋を見つけた。

一旦通り過ぎてしまったが、スープカレーの文字を見てUターンしたのだった。

 

ふう。ここだな。

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なかなか繁盛してるな。

ガラ♪

イラッシャイマセー♪

インド人がやっているようだ。

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メニューも多いな。

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おお、やはりスープカレーがあるな。よし、トライしてみよう。

 

おい。

ハイ。

チキンベジタブルスープカレーを頼む。

ここは、ナンで。敢えてな。それとラッシーで。トッピングでモモ。追加で。辛さは4で。

ハイ。

 

セットノミニサラダデス。

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ふむふむ。サザンアイランドのドレッシングかな。

次郎はサラダを貪り食べた。

少し甘いが、旨味があって行けるな。

 

はい、お待たせしました。

スープカレーとラッシーです。

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おお!きたか!
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なかなかのクリエイティブだ。


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モモがデカい。ほう!柔らかいし、中もギッシリ。ルーの辛さと相まってうまいじゃねーか。

スープも意外とインドしすぎて無く、スープカレーだ。いいぞ。

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チキンもでかい。柔らかいし、スープがシャビシャビ系だが、うまく溶け合うな。
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ナンは、それ自体はうまいな。やはり、シャビシャビ系には少し難しいか。

 

お、そうだ。

エイッ!

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これだよ明智くん。

次郎はナンをスープに放り込んだ。

これでナンにスープが染み込むわけだ。

どれどれ。

次郎はスープの滴るナンを頬張った。

うん、うまい。やはりな。

さすがは俺よ。

次郎は独りごちた。

 

むしゃむしゃ

 

ズズズズー

 

むしゃむしゃ

 

ズズズズー

 

むしゃむしゃ。

ふぅ、ご馳走さま。

 

おい、会計頼む。

ハイ。

1250円です。

なかなかのコスパだな。

ほらよ、釣りはくれてやるぜ。

これで新しい秘伝のスパイスでも仕入れな。

次郎はキッチリ1250円を店員に手渡した。

 

ラガ♪

アリガトウゴザイマシター。

 

食ったなー。インドカレー屋のくせに、なかなかやるぜ。

しかし、寒風がまだまだ冷たいな。

次郎は足早に車に乗り込んだ。

 

続く。

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ポカラダイニング@青森県黒石市

インドカレー屋。しかし、スープカレーもやっている。そして、なかなかうまい。弘前スープカレー屋が少ないため、ついつい行ってしまうクオリティ。

3.45次郎

 

 





大勝軒 ラーメン 青森県弘前市

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まさか、弘前で行くとはな…

次郎は独りごちた。

 

今日もフィールドワークで黒石市にいた次郎。夕方帰りがけ、腹が減ったまま車を走らせていた。なかなかめぼしい店が見つからない中、見慣れた大勝軒の名前に、つい車を停めていた。
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ふー、チェーン店など俺としたことが。

ま、いっか。

ガラ♪

いらっしゃい。

 

広い店内。

食券機を見るといろいろ書いてある。
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しかし、チャーシュー麺。一択だな。

食券を店員に渡した。
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しばらく待たされた。

 

はい、お待ちどお様。

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お、なかなかのビジュアル。

ボリューミー。
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さてと。

まずはスープから。皆そう言うがな。

次郎は独りごちた。
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アッサリ醤油か。ふむふむ。悪くない。
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麺は中太ストレート。悪くない。
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卵は硬めだな。柔らかいのが好みだが。
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チャーシューが多いな。それとネギも多い。f:id:hidekinghenry:20190319025429j:image

うん、うまい。なかなかどーして、意外と良かったかもな。

 

ズルズルッ

 

ズズズズー

 

ズルズルッ

 

ズズズズー、ズルズルッ、

 

ズズズズー、

 

ズズズズー。

 

ぷはー、食ったなー。一気に。

ご馳走さん。

 

ラガ♪

ありがとうございましたー。

 

ゲフッ

うう、食い過ぎたな。

まぁいいか。

 

次郎は車に乗った。

こう車に乗ってばかりいると太るな。

明日からダイエット活動でも開始するか。

 

ウィーン♪

次郎は車のウインドウを下げた。

 

さぶっ!!

 

まぁダイエットも落ち着いてからだな。

マイナス2度の外気は次郎のダイエット熱を急激に冷やしたのだった。

 

続く。

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大勝軒@弘前城

味は大勝軒弘前は煮干し味が主流のため、普通の醤油味があまりない。なのでレパートリーに入れたい一つ。

3.3次郎

 

 

 

 

 

ドライブイン汐風 ヒラメ丼 鯵ヶ沢

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お待たせしましたー。ヒラメ丼定食ですー。

おお、来たな。

うまそうだな。

 

次郎は弘前から少し遠出をして、鯵ヶ沢に来ていた。鯵ヶ沢は、ヒラメ丼や、イカ焼き、ぶさかわ犬、不老不死温泉で有名だった。

 

ヒラメ丼は鯵ヶ沢のいろいろな店でありつける。次郎は調べた結果、ドライブイン汐風がとりあえずは良さそうだった。

 

行ってみると昼時ではあったが、平日にしては混んでいる。

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おそらく当たりだな。

ガラ♪

次郎は店の中に入った。
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店内は人で溢れていた。

盛況だな…

壁にはメニューがたくさん貼られている。

先に食券をお買い求めください。

 

お、おう。う、うむ。どーするか…

よし、ヒラメヅケ丼。それと、イカ刺し、そしてマグロ刺し。

 

はい、2650円です。

ほらよ。釣りはいらねーよ。新しい丼でも買いな。

 

次郎はキッチリ2650円を金皿に叩きつけた。

 

さてと。

お好きな席どうぞ。

次郎はそう言われ、奥の海が見える席を陣取った。

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ほう。海が見放題だ。

壁にはヒラメのヅケ丼を宣伝するポスターが貼られていた。
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どれどれ。

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たくさんメニューがあったんだな。まぁいいか。次郎は海を見ながら水をがぶ飲みした。

 

ふぅ。

一息ついたところで料理がやってきた。

イカ刺しとマグロ刺しです。

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おお、美しい。イカ刺しもマグロも。

 

はい。ヒラメヅケ丼です。

おぉ、もう来たか。

く、それにしても美しいクリエイティブ。

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ボリュームもある。

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どれどれ。

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くぉ、うまい!新鮮だ!柔らかい。臭くもない。こりゃさすがだな。

 

イカはどうだ。
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うお、透明感がある。うまい!柔らかい!新鮮!臭みはもちろんない。こりゃうまい。

マグロはどうだ?
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甘い!柔らかい。食べやすい。さすが青森。

 

そして、ヒラメをどかして、これだよな。
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次郎はイカ刺しを白飯の上に乗せて食べた。

くー、うまい。

そして、マグロも白飯の上に乗せて食べた。f:id:hidekinghenry:20190320000321j:image

くおー、うまい!こりゃうまい。

むしゃむしゃ。

うーむ、こんなに新鮮な海の幸が。さすが青森。鯵ヶ沢。うまい。

 

むしゃむしゃ。

 

むしゃむしゃ。

 

むしゃむしゃ。

 

むしゃむしゃ。

 

ふぅ。ゲフッ。

ご馳走さんっと。

 

ズズズズー。

次郎はお茶をすすった。

 

さてと、帰るか。

次郎は席を立った。

 

ありがとうございましたー。

ラガ♪

 

さて、と。

お、あそこ、イカが干してあるな。

次郎はイカに向かって進んで行った。

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続く。

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ドライブイン汐風@青森県鯵ヶ沢

鯵ヶ沢一体は温泉もあり、ヒラメヅケ丼が有名。イカもマグロもうまい。どの店に行ってもそれなりにうまそうだが、このドライブイン汐風もうまい。

3.6次郎

みんぱい 中華 弘前城東

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さてと、今夜はなんとなく中華だよな。なんとなく。

町はどか雪で埋もれたことだし。

弘前は久しぶりに雪が積もった三月も終盤。シンシンと冷える夜、次郎の頭に浮かんだのは中華だった。

以前シニアアソシエイツの柳沢に教えてもらった店だった。

闇夜にぼんやりと浮かぶネオン。
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間違いない。ここだ。

今夜は独り。たくさん食べると心に決めていた。

 

ガラ♪

いらっしゃい。

一人だ。

お好きなところどーぞ。

次郎はカウンターに座った。

そして、置いてあった水をがぶ飲みした。

 

さてと。

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どれどれ。
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やはり、目移りするな。

え、ええい、ままよ。

 

おい!

はい。

注文頼む。

はい。

焼き餃子、油淋鶏、酢豚ハーフ、四川風ネギラーメン。

 

はいよ。

しばらくして餃子が着弾した。

やはりな、大方の予想通りまずは餃子か。
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柔らかい。皮が薄く俺の好みだわ。ニンニクもあり、うまいぜ。

 

油淋鶏です。
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ぐ、しまったこれはハーフにすべきだった。かなりの量だ。仕方ねぇ。

う、しかし、パリっと揚げてある。甘だれがかかりうまいな。

 

はい、四川風ネギラーメンです。

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おお、なかなかの風合い。

ほう、担々麺スープだな、やはり。
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む、うまい。ゴマが効いて、豆板醤も聞いている。
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この細切りのチャーシューとネギの組み合わせは最高なんだよな。

ザクッ

うまい。やはりうまい。

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ほう!そして、俺の大好きな細縮れ麺じゃねーか!

ズズズズー!

うまい。こりゃ間違いないな。

ズズズズー

ズルズルズルー

 

ズー、ズルズルズルー

 

はい、酢豚です。

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う、忘れてたぜ。しかしでかいな。ハーフなのに。
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大きさもなかなかだ。

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はふい、はふはふ、あつ、はふはふ。

うーむ。味は普通か。悪くないが。

はふはふ。

 

ズルズルズル、ズズズズー、

ズズズズー、ズルズルズルー♪

 

ズルズル、ズズズズー♪

はふはふ♪

 

ふー、一気食いとはまさにこのことだぜ。

ゲフッ。

 

だめだ、明日が思いやられるぜ。

次郎は、独りごちた。

 

おい、会計頼む。

 

はい、2650円です。

こんだけ食うとな。町の中華では破格だな。

 

ほらよ、釣りはとっときねぇ。

新しい豆板醤でも買いな。

 

次郎はレジの金皿に2650円キッチリ入れると、颯爽と店を出た。

ふぅ、長居は無用だな。

 

車に乗り込み、エンジンをかけた。

チラチラとまた雪が舞っている。

 

なかなか冬が開けないな。

次郎の息でフロントガラスは曇っていた。

 

 

続く。

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みんぱい@弘前城

町の中華。しかし、混んでる。出るの早い。メニューによりイマイチもあるが、なかなかどれもうまい。四川風ネギラーメンは、いわば担々麺。渋谷にあった亜寿加の担々麺に似ている。焼き餃子も柔らかくて皮も薄くてうまい。油淋鶏もよく出ている。

3.3次郎