函館次郎の独りごち飯。

東京近郊のうまくて並んでない店を探す男のドラマ

麦とオリーブ ラーメン 銀座

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次郎は銀座にいた。

フラフラと銀座シックスの裏を歩いていると、喫茶店のようなお洒落な外観の店があり、覗いてみた。

中はカウンターが満席。しかし、女性客が多い。

店名は、麦とオリーブ。

パスタ屋か?

 

ん?違うな。

なに、ラーメン屋か!

仕方ない入ってみるか。

 

グイ♪

いらっしゃいませ。

お一人様ですか?

見ればわかるだろう。

 

カウンターどうぞ。

丁度一席空いていた席に座る次郎。

あ、食券機のパターンか。

次郎は荷物を置き、食券機にむかった。

食券機の上にメニュー表がある。

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ふむふむ。ラーメンとつけ麺。

鶏出汁と、蛤出汁。

ほう。蛤出汁に惹かれるな。ここはいろんなチャーシューが楽しめる特製だな。

次郎は1180円をキッチリ投入した。

 

さてと。再びカウンターに座り目をやると、なんだか仰々しいものが貼ってある。
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ミシュランか…だから女性が多いんだな。こういうのはたいてい不味いんだけどな。

後の祭りか…

 

はい、お待たせしました。

まずはトッピングです。
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先にトッピングか。どのタイミングで入れるのだろうか。見た目は綺麗だ。
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卵もいいな。

 

はい、ラーメンです。
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ほう。なかなかのビジュアル。
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兎にも、角にも、まずはスープか。

透き通っている。

 

ズズ。

 

ほう。俺の好みのスッキリタイプ。蛤もそうだが鶏出汁が効いてるな。なかなかいける。
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蛤は?少し小ぶりか。ラーメンに入ると贅沢だ。
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この鶏チャーシュー。柔らく、アッサリしているがスープとまぐわうとまた別の表情を見せる。
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豚チャーシュー。これは特製にしかつかないのか。

ほう。やはり豚だ。鶏よりもジューシーだな。うまい。
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さてと、麺は。

ほう、細麺だ。

ズルズルッ、ズルズルッ

 

うまい。このスープが良いんだな。麺とよく交わるとさらなる旨味を感じる。これにチャーシューが入ってくると一層贅沢な味わい。

 

ズルズル、ズルズル、

ズズズズー。

 

うまいな。

しかし、どんどんスープが減って行く。

 

お、そういえばオリーブで味変と書いてあったな。
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どれどれ。

次郎はオリーブを入れてかき混ぜた。

 

ズズ。

スープを飲んだ。

おお!なんだ、これはうまい。

オリーブの甘みと塩分がスープにピッタリだ。こりゃいい味変。

ズズズズ、ズズズズー

ズルズルッ、ズルズルッ、

 

ズズズズー。

気がつくと、スープまで無くなっていた。

 

やっちまった。

次郎は独りごちた。

 

仕方ない。単なるお洒落不味いラーメンではなかったな。

 

ご馳走さんと。

またくるぜ。

ありがとうございましたー。

 

グイ♪

ふー、すっかり夜だな。

 

なかなか素敵な発見だったぜ。

たまには銀座もいいな。

 

冬はどこに行ったのだろうか。

上着を羽織る必要もない外気に、次郎の足取りは心なしか軽くなっていた。

 

続く。

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麦とオリーブ@銀座

お洒落なラーメン屋。しかし、味はしっかりしている。鶏肉と蛤のスッキリ醤油らーめん。つけ麺もあるようだが。具のボリュームもあり、あっという間になくなってしまう。

3.6次郎

 

 

yellow spice soup curry スープカレー 銀座

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お、こんなところにスープカレー屋が…

次郎は仕事で汐留にいた。

その帰り、いつもは歩かない新橋をあてもなく銀座に向かって歩いていた。

 

今夜はこの辺で飯でも食ってから帰っちまうかな。

次郎は独りごちた。

 

さてと、かといってどこに?といわれるとなぁ。

裏通りを歩いていると怪しげなマッサージ屋に出くわした。

この辺は怪しいなぁ。

 

ん?なんだ、この雑居ビルは。お、スープカレー屋が入ってるな。どこが入り口だ??

なんと!地下か。

よし、見てみるか。

次郎は階段を降りていった。

 

少し寂れた店が点在している。

ふーむ…お、ここだな。

イエロースパイススープカレーか。

 

よし。

グイ♪

次郎は重い木戸を押した。

 

いらっしゃいませ。

一人だ。

どこでもどうぞ。

店内は意外と広かったが先客は3名。次郎は4名席に陣取った。

さてと…

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ふむふむ。

 

おい、ねーさん。

はい。

 

野菜カレーに骨つきチキンをトッピングで。辛さは4番。ライスは小で。

はい、かしこまりました。

 

ふー。

次郎は目の前に出された水をがぶ飲みした。

 

待つこと5分。

はい、お待たせしました。

早いな。

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お、なんか、屋台風か。

どれどれ。

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スープはシャビシャビ系か。

お、ピリっとしてるがしっかりと味もある。

なんだろうこの味。塩っぱさとスパイスが絶妙なバランスだな。うまい。

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野菜もゴロゴロと。いいじゃねーか。かぼちゃもナスも、でかい。かぼちゃは甘く、ナスも柔らかくてスープを含み、みずみずしい。

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玉ねぎも串刺しで、でかいな。少し辛めか。

食べ応えがあるな。

 

そして、

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骨つきチキンはほろほろだ。スープにピッタリ。うまいなぁ。

このシャビシャビスープがたまらんなぁ。

 

むしゃむしゃ。

 

ズズ。

 

むしゃむしゃ。

 

ズズズズ。

 

いいなぁ。

うまい。

 

ズズズズー。

 

プハー。

あっという間に完食した。

 

なかなかいいなぁ。空いててすぐ食べれるし。新宿にあるドミニカに味が似てるな。

 

おい、ねーさんお会計。

はい。1400円です。

 

ほらよ。釣りはとっときな。

次郎はキッチリ1400円を釣り皿に叩きつけた。

 

それと…ここはあれかい?なんかドミニカと系列かい?

 

あ、新宿のとは。よくご存知で。

 

おおやっぱりそうか。なるほどなぁ。

どーりで。

うまかったぜ。

またくるわ。

 

是非ー♪

グイッ。

 

重い木戸を引っ張り、外へ出た。

階段を上がると、怪しげなマッサージ屋の前に怪しげなアジア人女性が立っている。

次郎はそれに一瞥をくれると、銀座方面に消えていった。

 

続く。

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新宿ドミニカと系列のスープカレー屋。

スープはシャビシャビ系。ピリっとして味もよく付いていて、野菜も豪快。どことなく屋台感のあるビジュアル。空いていてすぐ出てくるのがいい。

3.6次郎

 

 

 

覆面智23 上海蟹出汁ラーメン 神保町

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なに、今日は上海蟹の悪い奴だと!!

おやじ!!

 

今は何時だ?

10時か…まだ間に合うか…

しかたねぇ、行ってみるか。

 

次郎はすぐさま着替え、神保町に向かった。
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おお、まだ売り切れになっていなかったな。
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蟹の残骸が…
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間に合ったぜ。

 

2000円…なかなかの値段だ。

しかし、一年に一度だ。仕方あるまい。

 

お、今日は休みかい?

そうなんです…

次郎はおやじに恥ずかしそうに答えた。

青唐辛子ダブルと生卵で。

はいよー。

 

チャッ、チャッ、チャッ

 

チャッ、チャッ、チャッ

 

チャッ、チャッ…

 

チャッ、チャッ、チャッ

ゴトリ。

おまたせ〜♪

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おお!キたか。

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ぐおっ、スープが透き通っている!

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メンマがデカイな!

柔らかくてうまい。

 

スープはスッキリだな。とても上品な仕上がりだ。さすが上海蟹。意外と匂いはないな。
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悪い肉も健在。うまい!

スープがドンドン飲めちまうぜ。
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今回は少し太めだな。

ズルズルッ

うん。よくスープと絡む。

 

しかし、スープが飲みやすい!

がしかし、濃い!!

体に悪いのか…むしろ良いのか…それが問題だ。

次郎は独りごちた。

 

ズルズルッ

 

ズズズズー。

 

ズルズルッ

 

ズズズズ、ズズズズズー。

 

プハー。

 

うまかった。

おやじ、今日もうまかったよ。

 

ありがとねー。

 

また。

またねー♪

 

ふー。来た甲斐があったぜ。

 

気分がいいなぁ。よし、古本でも物色するか。

そう言うと、次郎は神保町の奥の古本屋街に消えていった。

 

続く。

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覆面智@神保町

年に一度の上海蟹ラーメン悪い奴。醤油が濃いはずなのにとってもスッキリ。うまい。

3.7次郎

キッチンおとぼけ 定食屋 早稲田

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う、久しぶりに行くか!!

 

次郎は学生時代に通った定食屋に入った。

今日もまた早稲田に寄っていた。今夜は高田馬場に行ったついでに早稲田までやってきてしまった。

さらには、早稲田通り沿いにある銭湯松の湯にも行ってしまった。

昔ながらの銭湯の趣きがそのまま残っている。まるでタイムスリップだ。ひとっ風呂浴びた後のコーヒー牛乳がまたうまい。

 

さてと、さっぱりしたしな。なんか食うか。

次郎は東京らっきょブラザーズに行こうとした途中、キッチンおとぼけの看板が目に入ってしまった。

 

いやー、それにしても安いな。とんかつ定食が600円…じゃんじゃん焼きつまり生姜焼き定食が650円。

 

行っちゃうか♪

次郎は独りごちた。

 

グイッ♪

ガラス扉を開けるとすぐ食券機がある。

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全て安い。

とんかつも捨てがたいが…やはりここはじゃんじゃん焼き、つまり生姜焼きだろう。

 

おい、これ頼む。

次郎は席に座り、アジア系の店員に食券を渡した。

 

店内は学生としょぼくれたサラリーマンで満たされていた。

しかし、皆幸せそうだ。

 

 

はい、お待たせしました。

さすが早い。

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おお、シンプルな。

なかなかいいクリエイティブ。懐かしい。

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うまそうだ。

どれ。

 

ほう、懐かしく濃いめの甘辛味。ご飯が進むくんだ。

 

それならこうだろう。

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ほほ、うまそう!

パクッ

むしゃむしゃ。

 

うまい!懐かしい!

味は変わらん?というかあまり覚えてない。ははっ。しかしうまい。

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このしょっぱいあっさりした味噌汁がまたおつなんだよな。

ズズズ。

 

むしゃむしゃ。

うまいなー。

ズズズズズー。

 

プハー。

ご馳走さん。

いやー、懐かしく、そして変わらずうまかった。そして安い。

 

 

…ありがとな。

次郎は独りごちた。

少し切ない。

 

 

グイ♪

ふー。こりゃスープカレーは無理だな。

次郎は夜空を見上げた。

そして、再び地上に目を戻した。

 

学生たちが行き交う。次郎の後輩たち。

頑張れよ。なんだか知らんがな。

 

はは。

次郎はなんとなく晴れやかな気分で地下鉄を降りて行った。

 

続く。

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キッチンおとぼけ@早稲田

学生向けの安くてボリューム満点な定食屋。味も濃くてうまい。

3.5次郎

 

 

ホルモンまさる 焼肉 三田

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パイセン、なんか…今食べたのに腹減っちゃいました。

次郎は南麻布を城崎先輩と歩いていた。

 

んー。じゃどっか行く?

時刻はまだ21時。2軒目にはちょうどいい。

 

城崎先輩は、しばらく九州にいた。昔は酒も飲めなかったが、いつのまにか自ら酒を注文するぐらいまで腕を上げていた。しかし、昔からの優しい性格はそのままだった。そして、サブカルに詳しかった。

 

三田なんてどーです?ホルモンとか。

んー。

いいよ。行こう。

 

そうこなくっちゃ。

次郎はいいよと言われる前かれ手を挙げタクシーを捕まえてようとしていた。

次郎はよく知ってるなぁ。

でも、先輩も東京の街には詳しいっすよね。

昔良く雑誌読んでたからね。

 

さすがサブカル先輩。

次郎はこっそりと呟いた。

 

三田の交差点でタクシーを降り、ごちゃごちゃとした路地の飲屋街に突っ込んで行った。

ドウッ

うおっ

次郎は何か人めいたものにぶつかった。しかし、それの何かを確認できることもなく人が行き交う。

ふぅ、賑やかなこった。

次郎は独りごちた。

 

サラリーメンでひしめく路地をくぐり抜け、一軒の店の前で足を止めた。

 

ホルモンまさる。安くて旨いホルモン屋。今のところ待ちは無し。予約ができないため、良い時間に行くと、必ず待たねばならない。

こりゃいけそうだ。

ガラガラ♪

二人なんだけど…

少々お待ちください。

店員は奥に引っ込み、また出てきた。

10分位待っていただきますが…

 

ふん、10分なら仕方ない。

わかったよ。

 

待つこと10分。

ガラガラ♪

どうぞ。

 

店の奥の並びの席に案内された。

上着をビニールに押し込んで丸椅子に座ると既に炭火がセットされた。

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ご注文は?

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特製トマト割りと、次郎どーすんの?

トマトサワーで。

はい。

 

どうぞ。

早いな。

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乾杯♪

グラスに塩が付いていてウマい。そして安い。

さてと、ナムル、キムチ、コプチャン、軟骨、まるちょう、カルビ。

 

はい。

 

 

程なくもやしナムルとキムチが着弾。f:id:hidekinghenry:20181117001106j:imagef:id:hidekinghenry:20181117001156j:image

なかなか旨い。そしてボリューミー。

うまいねー。

 

はい、お肉です。

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一気に来たな!
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軟骨旨そうだ。
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コプチャンもまるちょうもでかい。f:id:hidekinghenry:20181117001134j:image

そして、カルビも薄切りで旨そうだ!

まずは、まるちょうだな。

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旨そうだ。

焼き上がり、一口頬張る次郎。

うまい!脂が凄い!弾けるな。

 

うまいねー。

城崎先輩も御満悦だ。

次は軟骨だな。

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ほほー。旨そうー。

次郎は軟骨を頬張った。

おお!しっかりした塩加減でコリコリ感がたまらない。

 

うまいねー。

城崎先輩も御満悦だ。

 

コプチャン行こうよ。

先輩が焼く。
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次郎はコプチャンを頬張った。

ほほ!また脂が凄い。うまい。

 

うまいねー。

城崎先輩も御満悦だ。

そして最後に、カルビだ。

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ぐおー!あっという間に焼ける。

凄い火だ。

もういけるよ次郎。

はい。

次郎はカルビを頬張った。

ぐおー!とろける柔らかさ。うまい!!

 

うまいねー!

城崎先輩は終始御満悦だ。

 

すいません、トマト割りお代わり。

ホッピーも。

 

いゃー、腹一杯です。

だねー。

 

ゲフッ

もう食えん。

 

行きますか、パイセン。

行こっか。

 

会計頼む。

はい。

 

5430円です。

え、そんなに安いの!

流石だ。

 

ほらよ、釣りはいらねーぜ。

それで新しい炭でも買いな!

次郎はキッチリ5430円をテーブルに叩きつけた。

 

ありがとうございましたー。

ラガラガ♪

 

ふー。今夜は食べすぎたねー。

ですねー。

 

じゃ行こうか。

はい。

 

まだまだサラリーメンでごった返す三田。

 

 

お、お兄さんがた、この後は?

いやいや、大丈夫だよ。

そんなこと言わずにもう一軒。

いや、腹痛いし。

そこをなんとかもう一軒!

いやいや。

そこをなんとか!!

いやいや…

 

 

三田の夜は更けていった。

 

 

続く。

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ホルモンまさる@三田

安くて旨いホルモン屋。予約できず並ばなくてはならない。9時以降に行くべし。しかし、全部旨い。安い。特にまるちょうの脂の乗りが凄い!

3.8次郎

 

 

 

 

y-mare② 洋食屋 麻布十番

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生姜焼き。急に食べたくなるんだよなぁ。

さて、どこにいくべきか…

 

まだ11:55。ランチのサラリーメン、略してランチメンがわんさか出現する前の束の間の間隙。今しかないぜ。

 

さてと。

うーん…そうだ、この前の洋食屋、ハンバーグだけじゃなくて生姜焼きもあったような。

 

行ってみるか。

麻布十番商店街麻布十番方面に歩いて右手にあるコンクリートビルの4階にあるy-mareに着いた。

 

ウィーン♪

お、まだ先客は3名。いけるな。

いらっしゃいませ。

お一人?

見ればわかるだろう。

カウンターどうぞ。

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メニューを見る次郎。1500円のマグロ丼とステーキがなくなっている。すべて1000円にしたのか。少しは提供が早くなっているといいが…

 

おい、ねーさん、生姜焼き頼む。食後はジャスミン茶冷やでな。

はいかしこまりました。

 

さてと、どのくらいで出てくるかな。

どんどんとランチメンが入ってくる。

タッチの差だぜ。

 

待つこと7分。

お待たせしました。
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おお、きたきた。思ったより早かったな。

なかなかのビジュアル。

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オーソドックスな味。だが悪くない。厚みもあるが柔らかい。タレは甘辛でクセはなく食べやすい。味噌汁は軽く塩っぱすぎない。キャベツはもう少し多くてもいいが。小鉢のナスとひき肉和えもなかなかいい。

 

むしゃむしゃ。

おい、味噌汁おかわり。

はいかしこまりました。

 

ご飯と味噌汁の両方おかわり自由はランチメンにはありがたいな。

 

ふー。

食べるのは一瞬だな。まるでジェットコースターに長時間並んで、乗ったらあっという間に終わってしまう気分だな。

次郎は独りごちた。

 

おい、会計頼む。

はいかしこまりました。

 

ちょうど1000円です。

ほらよ…釣りは…

ないな。

無念だ。

次郎は心の中で悔やんだ。

 

ウィーン♪

ありがとうございましたー。

 

ふー。時刻は12:30。

まだ昼はたっぷりある。

 

散歩でもするか。

そう呟くと次郎は南麻布方面に消えていった。

 

続く。

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y-mare@麻布十番商店街

生姜焼き、ハンバーグ、カレーとサラリーメンが大好きな三品をジャスト1000円で提供する洋食屋。夜は肉バル風居酒屋。ご飯だけでなく味噌汁おかわり自由はポイント高い。少し提供に時間がかかるので12時の3分前には滑り込みたい。

3.5次郎

 

 

 

サルシータ メキシカン 広尾

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ここなのよ。

ほー。

 

次郎は、昔世話になったカレー好きな城崎先輩と久しぶりに夕飯に来ていた。

場所は広尾のメキシカン、サルシータと言った。

 

へー。

メキシカンなんかほとんど来ないっすよパイセン。

でしょー。

さてと、何食べようか。

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ペラペラとメニューをめくる。

前を見ると厨房では忙しそうに店員が料理を作っている。

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よし、決めた。おい、兄さん。

ハイ。

いかにもメキシカンっぽい兄さんが注文を受けにくる。

 

ビール2つ。それと、ナチョス、トルティーヤスープ、エンチラーダスのサルサロア、チョリソーのケソ フンディードを頼む。

ハイ、かしこまりました。

次郎は一気に頼んだ。

 

いやー、メキシカンってあんまり想像できないんですよね。味が。

 

そうだよねー。

俺もよくわからないなぁ。誘ってみたものの。

 

まぁ食べればわかりますね、ハハッ。

はいナチョスです。
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ほう、メキシカンなビジュアルとカラーリングだ。

どれどれ。

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クリスピーピザのようだ。チリソースで更にうまくなりそうだ。

次郎はテーブルのチリソースをかけた。

やはり。

 

うまいな。どんどんいける。

 

はい、トルティーヤスープです。

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ほう、これまたメキシカンなビジュアル。f:id:hidekinghenry:20181114214304j:image

この細いのがトルティーヤだな。まるでミネストローネのような風味。トマトがすごい。スパイスも効いてる。飲みやすい。

 

はい、チョリソーのケソです。トルティーヤに包んでどうぞ。

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なるほど。む、これはチーズと肉だな。これを、またこのトルティーヤに包むのか。これこそ、チリソースだな。

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次郎はトルティーヤに具を入れチリソースをかけて頬張った。

ふん、一口でいくしかないな。

むしゃむしゃ。

うん、うまいな。チーズが柔らかい。チリソースもぴったりだ。

 

はい、エンチラーダスです。

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すごいトマトだ。それにトルティーヤに巻かれたチキンほぐし肉と野菜。そしてサルサにチリ。まずいわけがない。

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やはり。

うまい。肉肉しい。トマト味が弾ける。

これまた一気食いだな。

むしゃむしゃ。

サルサが効いているぜ。

 

 

ふー。あっという間に食べちまいましたね。

だねー。

雰囲気の優しい城崎パイセン。

 

では、お会計しましょうか。

だねー、あ、ここは俺が。

いや、いいですよ。

まぁまぁ。

気がつけば城崎パイセンが支払いを済ませている。

あ、ありがとうございます。すいません。

 

まぁ気にしないでよ。浮いた金でサルサでも買いなよ。

 

く、それは俺のセリフ…しかし優しい城崎パイセンに言われると悪い気はしないぜ。

次郎は独りごちた。

 

さてと、じゃ行こうか。

ですね。

コロンカラン♪

 

店を出ると夜だが星が美しい快晴。

いい天気だ。

 

じゃまたね次郎。

あ、はいまた!

そういうと城崎パイセンはタクシーで優しく消えていった。

 

 

ふー。俺は歩いて帰るかなぁ。

まだまだ上着はいらないか。

次郎は広尾駅から西麻布方面に歩き出した。

 

たまには広尾もいいな。

呟きは夜の闇に優しく吸い込まれていった。

 

続く。

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サルシータ@広尾駅そば

メキシカン。なかなかうまい。しかし、メキシカンはすべての料理がだいたい同じ味になる。

3.5次郎